ヲタク、ピカイアに蛙化する

 そのアニメを見ていたのはいつだったか。8年前か、大人から見れば最近かもしれないが、中学生からするとカンブリア紀とそんなに変わらない大昔だ。
 2015年、NHKスペシャルで「生命大躍進」が放送され、国立科学博物館でもそんな感じの特別展をやっていた。それらは当時5歳であり人格形成中のイモムシストに、ただならぬ影響をあたえる。私は天才少年ではないので、その頃は進化論も理解できないクソガキ(別にファーブルを侮辱しているわけじゃないです。)だったし、今では当時のことをほとんど覚えていないが、「生命大躍進」は私の血や肉となったのは確かである。たぶん。
 だからもちろん「ピカイア!」も見ていた。と言うより、子供の興味を大事にしてくれる母が見せてくれた。感謝感謝。その「ピカイア!」というアニメに出てくる「ピカイア」という単語のみで会話する「ピカイア」というキャラクターのモデルになった「ピカイア」という実在の生物がいる。
 ピカイアはカンブリア紀の海を泳ぐウナギみたいな脊索動物。令和を生きるナメクジウオに似ていて、脊椎動物の祖先!!!と聞かされていた。ずっと自分のご先祖様だと思っていた。しかし昨日、noteの自己紹介にピカイアが推しですといったので、一応Wikipediaで「ピカイア」の項目を確認したらこんなことが書いてあった。

ピカイアは脊索動物であるが、脊椎動物ではなく、ナメクジウオなどが属する頭索動物亜門(en)に属している。この類は古くから脊椎動物の先祖に当たる形と見られることが多く、サイモン・コンウェイ・モーリスによる1979年学説の発表当時では、ピカイアがその中で最も古い時代のものとなっていたため、そのように見なされていたわけである。しかしその後、バージェス動物群より更に約2,000万年古いカンブリア紀前期後半(アトダバニアン;Atdabanian)に属する澄江動物群から脊椎動物亜門に属するミロクンミンギアが発見されたため、ピカイアは脊椎動物の直接の祖先ではなく、単にカンブリア紀に棲息していた脊索動物の1属と見なされるようになった[2][3]。2012年の研究では、形態的に類似していた頭索動物ですらなく、基盤的な脊索動物にすぎないとされた[4]

ピカイア - Wikipedia(2024年1月14日 (日) 21:38 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』

え、、、

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