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絵に才能は要らないよという話

絵の才能があって羨ましい、と言われたくない

こんばんは、朝谷 景(あさや けい)です。
よく絵を描いていて耳にする言葉に、

「絵の才能があって羨ましいなぁ」
「私には才能ないからなぁ」

というものがあると思うのですが、
これ言われると何となくモヤッとするのは自分だけでしょうか。

もちろん相手に他意はないでしょうし、自分が複雑にとらえすぎなのは
百も承知なのですが…。

今回は、絵を上達させるために才能はいらないよ
という話を書いていくことにします。

絵はド素人でも上手くなる

まずはこちらの画像をご覧ください。
これは4年ほど前に描いたスプラトゥーンの絵です。

ボールド持ってますね。ラッパは大変愛らしい最強ブキです。異論は認めません。

当時は自分なりに描ける最大の技量で描いたものですが、
レイヤーの概念もなければ動きを感じさせる構図なども何もわかっていませんでした。
シチュエーション上、動きを出したいはずなのに
なぜか動きのない画面に感じてしまうのは、画面に対して垂直な構図に
なっているからですね。あと背景もログアウトしています。
あとなんですか後ろの「裁縫セットの中で干からびた刺繍糸」みたいなのは。まあ雷なんですけど。今見たら刺繍糸ですね。

(アナログ歴はそれなりにあったので、形自体はなんとなく取れています。)

そしていちばん最近の絵がこちらです。昨日完成しました。↓


DLCのサイドオーダーの絵です。楽しみですね。感想しか言ってませんねこのキャプション。

もちろんまだまだ伸ばすべきところはたくさんありますが、
4年前と比べたら明らかに上達しているのではないでしょうか。

私の絵は完全に独学です。専門学校も美大も行っていません。
今までの絵を見ても、最初から絵作りが上手かったわけでもないですし、
そういった意味では才能はからっきしありませんでした。

ですがド素人の独学でもこのくらいには上達できるのです。
そう聞くと希望が持てるのではないでしょうか。

才能とひとくちに言わないで

4年のうち2年は、特に勉強をすることもなく好き勝手描いていたのですが、
ある日さいとうなおき先生のyoutubeチャンネルを目にしたことで、
私の絵描き人生は大きく変わりました。
今はこんな風に無料でとても有益な情報を得ることができるのですね。
本当にいい時代に生まれたな、と実感します。

さいとうなおき先生のチャンネルです。
動画では絵を描く人のメンタルコーチもしてくれてます。
この動画なしにはもう私は生きていけません。ありがとう先生。
(絵描きなら全員見ているレベルで有名なので貼るまでもないかもしれませんが。)

先生の動画を観て実践し、改善点を見つけて次に挑む。
それを繰り返すうちに気づいたら絵が上達していました。
本当に気づいたらなんです。その日々は魔法のようでした。

何か一つ新しく実践することで、前よりも少し上手くなる。
そうなると絵を描くことが楽しくて楽しくて、夢中でした。

私は絵に才能は要らないと言いましたが、
それは世間一般でいう「最初から絵が上手く描ける才能」の話です。

「ひとつのことに熱心に取り組み継続する」こと。
これは「努力の才能」といわれるものですね。
その才能は少なからず必要なのかな、と思っています。

ですがその才能はもう、絵を描くことが好きでずっと描いている皆さんなら
もう持ち合わせていますよね。

だから「絵に才能はほとんど要らない」のです。

私は、今まで重ねてきた見えない努力をひとくちに
「才能」の一言でかたづけられてしまうのが、正直に言って嫌いです。

今日描き上げた一枚の絵は、昨日までの自分が、あなたが
地道にひとつずつ積み上げてきた努力の成果です。
そしてそれはこれからも、もっと高く積み上げることができます。

だからどうか、私には才能がないと
諦めないでほしい。誰でも最初は下手なんです。
適切な努力を続けていれば、
いつか必ず急にひらめいたように上手くなる瞬間が来ます。
これは私自身も体験済みですし、さいとうなおき先生もおっしゃっていました。

あなたにその瞬間が訪れるのは、明日かもしれません。
明日からのイラストライフが、今日よりもさらに楽しくなりますように。

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