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FX 通貨ペアの相関

FXの世界で日本人が一番触る通貨ペアはドル円と言われています。

取引量は全体の6割らしいです。

このドル円を基準にチャートを観察してみて、ついでに他の通貨ペアもチェックしてみますとユーロ円やポンド円も似たような形状をしている事が多々あります。

2つのデータ。例えばドル円とユーロ円の値動きの連動性は、「相関係数」という尺度で数値化する事ができます。私はExcelで関数を使い求めています。

相関係数は「気温とアイスの販売数の関わり具合」や「気温とかき氷の関わり具合」などの対比で知られたりします。

かき氷は気温が一定の水準をこえれば爆発的に売れる事や、アイスは比較的気温の影響を受けにくい事を数値化して説明できます。まさに有用です。

話は飛びましたが、先程のドル円のデータをもとにした相関係数では、

係数の高い(正の相関)順に香港ドル円、人民元円、ユーロ円、カナダドル円、ポンド円、豪ドル円、メキシコペソ円、ドルスイスフランと並んでいます。

上記ペアはドル円価格が上昇すると同じように上昇しやすく、下落するときも併せて下落しやすいといえます。

それとは逆に(負の相関)ユーロドル、ポンドドルはドル円価格が上がる場面では下落しやすく、下がる場面では上がりやすい通貨ペアです。

また他に、相関があるといえないとされるのは、ユーロポンド、豪ドルNZドルなどです。

ドル円が大きく動くときは、ユーロ円やユーロドルのチャートも大抵大きく動きます。特にユーロドルはドル円と逆向きに伸びていくので観察してみてください。

短期足チャートで、ドル円がグンと上に伸びたのにユーロドルもしくはポンドドルが殆ど動いていない場面がたまにあります。

そういう時のドル円は高い確率で元の価格帯に戻っていくのでトレードに役立つかもしれません。

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