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長登銅山跡

山口県美祢市にある長登銅山跡を訪ねました。

奈良時代から昭和35年まで採掘された、日本最古の銅山跡。
奈良〜平安時代は国直轄の採銅所が置かれ、奈良の大仏には長登の銅が使われました

史蹟跡碑
溶鉱炉跡
機械場の跡
地中にトンネルが掘られていて煙を逃す為の役割になっている
からみ捨て場
からみとは…溶鉱炉から溶け出るドロドロのからみはスラグとも呼ばれ、金、銀、銅などの非鉄金属精錬の時発生するカスのようなもの。
鉱山での様子と祭り
鉱山での様子と町の文化
無事故を祈念した鳥居のようです。
千人仏墓

鉱山遺跡の横には、ここで作業中に亡くなったたくさんの鉱夫を弔う墓がありました。

山神社
由緒書

鉱山跡と精錬所跡が、こんなにも当時の姿を想像させる形で残っている場所は少ないと思います。

美祢市は鉱山業と化石の町。
現在も、採石場やセメント会社が
まだ多く現存する。
多くの資源に恵まれたこの土地が、日本の発展に大きく寄与した事は間違いない。
先人の苦労と死と隣り合わせの労働によって、海外貿易が支えられて今日の日本がある。

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