おだやかにお正月を過ごしていたところに、震災の報せ。こちら大阪では大したことはないものの、少し揺れました。揺れがおさまってからも、ふわふわと揺れているような気がして、なかなか落ち着けませんでした。
被害に遭われた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
田中弥三郎です。鍼灸マッサージ師をしています。

受け止めるのに時間がかかって

落ち着かない日々

大阪は震度３程度の揺れでしたが、やはり落ち着かないものです。被害を伝えるニュース映像を見ていると、なんとも言えない気持ちになります。

こちらは被害など何もなく、テレビの映像以外はいつものお正月のままです。

何不自由のない安全なところにいるのに、勝手に不安にかられ、そわそわとしてしまう自分がいました。

やっと飲み込めたのは４日になってからで

勝手にニュースを見て勝手に不安になって、たいそうな身分です。
やっと気持ちに区切りがついたのは、仕事に出て患者さんと話をしたことが大きかったようです。
ごくありふれた、感想を言い合っただけです。
「大変なことになっちゃったね」
「これからが寒くなるのに」
「道路が寸断されて、物資も届いてないなんて」
４日が初出勤で１０軒ほどを周って、患者さんやご家族さんとそんな話をさせてもらって、やっと気持ちが落ち着いてきました。

妻や義母と話すだけでは、なかなか吐き出し切れていなかったようです。やはり人間は、話すことが必要なのでしょうね。
それまでは、noteに書くことすら気が進みませんでした。

noteやＸを見て、感化されて

いろんな支援のしかたがあって

今の時代は、いろんな支援のしかたがあります。困ったときこそ、テクノロジーで解決できたら良いですよね。

気持ちに整理がつかないまま、noteやＸをただ巡回していました。
「お金を寄付をするのが、いちばん邪魔にならずに役に立つんだろうな」
「寄付するにしても、どこでどれだけ寄付すれば良いんだろうか」
ひとの役に立つことをしようと思うのに、なぜか気持ちのハードルのようなものを感じてしまって、余計にもやもやしてしまいました。

これだ、と思えるものを見つけられなかったのです。こっちの気持ちなんか、困ってる方にはクソの役にも立たないことなのに。
理屈では分かってても、なんとも感情が付いてこれませんでした。

自分なりの方法を、見つけた。メルカリだ。

そんなもやもやした気持ちのまま仕事を周っていたとき、パッと頭に浮かんだことがありました。
メルカリです。

私は数年前から、メルカリを愛用しています。売るのも買うのも、大好きです。とくに欲しいものがなくても巡回するくらいに好きなんです。
家の中の不用品を見つけては、出品しています。お陰さまで売れたものも多く、売上で欲しいものを買ったり、ちょっとだけビットコインを買ったりもしました。

出品してもすぐに売れるのは稀で、イイネがついてもなかなか売れずに在庫を抱えている状態です。年末に、在庫処分がてらいくつか値引きをして再出品したところ、２つほど売れたものがありました。

２つ合わせても昼食代程度の額ですが、このタイミングで売れたことは運命なのかもしれない。そう感じたのです。
きっとメルカリから寄付ができるに違いない、そう思って調べてみたら、きっちり寄付システムがありました。ちゃんと寄付する支援先も選べます。
これだ。私の腹は決まりました。

やっぱり運命なんだ。そういうことだ。

よし、じゃあメルカリから寄付をしてみよう。
そう思っていたら、また新たにメルカリから、売れた通知が入りました。それも今度は、もうちょっとお値段の張るもの。
正直、同じ額を財布から出すのはちょっとキツく感じる額です。自分のためにならすぐ使える額なのに、浅ましい気持ちが湧きかけました。
が、

『いやいや、だから運命なんよ。それが。』
『そんな機会でもなかったら、寄付なんかようせんやん。』
『いい機会をもらったと思って、気持ちよく出せばいいやん。』

アタマの上から、言われたような気がしました。
やっと気持ちに踏ん切りがつきましたので、ここに書き記す次第です。

今はまだ売れただけで、こちらに商品があります。明日、発送して、注文してくれた方が受け取って評価をしてくれたら、私のメルカリ残高に入金されます。
入金されたら、寄付をします。

1月10日、完了しました

1月10日未明に入金されましたので、今朝さっそく寄付をしました。
メルカリのアプリからは、リンクがないので
【メルカリ　寄付】で検索すればすぐに出てきて、アカウントともすぐに連携されて引き落としがされました。超カンタン。
微力ながら、お役立てください。

メルカリ、お勧めです。メルカリで寄付もできます。

メルカリで不用品を片付けることで、いくらかのお金になります。メルカリで買って、イマイチだったものも再出品しちゃえばいいですしね。

けっこう色んなものが売れるんですよ。
ニトリのテーブルの脚が売れたのは、自慢です。
テーブルそのままだと送料がかさんで儲けが出ないので、バラして金属製の折りたたみ脚とビスだけ出品したらすぐに売れました。結果的に手元に残るお金は、テーブルで売るよりも多くなりましたね。

仕入額より売却額のほうが安くなるのがほとんどなので、この場合は申告も不要です。
利益を得ていれば、収入になりますので申告してくださいね。
売却額は、メルペイ残高として口座にプールされます。現金化するにはいくらかの手数料がかかりますが、メルカリでの買い物やキャッシュレス決済で使えば手数料はかかりません。
そして、寄付に使うことも出来るのです。売れる前に、『この商品の売上は自動的に寄付します』の設定もできるみたいです。
テクノロジーは、便利に使ってこそですね。

めちゃくちゃカンタンでしたよ。マジで。
古着を被災地に送り付けるより、ちゃんとお金に変えて送って差し上げる。古着は必要としてもらえる人の手に渡る。一般人には、いちばんいい寄付の形ではないでしょうか。

各県の思い出と名産品に感謝をこめて

福井県の焼き鯖寿司と越前焼。
石川県の能登上布と加賀友禅。
富山県のガラス美術館で買った醤油さしと、走ってたドラえもんトラム。
どれも本当に良い思い出と記念になっています。
新潟はゴメンナサイ、まだ行ったことないんです。でも、笹団子の美味しさは存じ上げております。小千谷ちぢみと塩沢紬は、妻が愛用しております。
一刻も早く、日常が戻りますように。

今年の夏は、能登上布を着るつもりです。
いずれ能登上布のことも書かなきゃですね。　

以前にちょこっと書いた、浴衣のマガジンです。能登上布のことは出てこないんですが、良ければご覧ください。

和倉温泉のゆるキャラ、「わくたまくん」が我が家にもいました。トップ画に来てもらいました。