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会社での困った事情(キャリア迷子#04)

大手の企業に入社すれば、福利厚生が整っていて、結婚をしても・子どもを産んでも長く働けると思っていました。恐らく、この考えは大体間違っていないと思います。ただ、自分の場合は1つ特殊な事情があり「福利厚生があっても使えないじゃん!」といった状況にありました。
本日はこの点について整理させて頂きたいと思います。

結論からいうと、私の特殊な事情とは「コネ入社の異常な多さ」にあります。メーカー系ということで、社員の7~8割は技術系社員となります。残りの2~3割が我々のような事務系社員となるのですが、まーここがコネ・コネ・コネの「子猫ちゃん」だらけです。

・取引先のご子息
・会社の役員のご子息
・会社の平社員の娘or息子
・仕事を頂いた学校の学生(学校のレベル・専門性関係なく)など。。。

嘗ては「一般職」という職群があり、一般職で採用というケースが多かったですが、昨今、その職群が廃止された為、我々と同様「総合職」として採用されます。

温室ぬくぬくで育った彼・彼女たちが通用するほど日本社会は甘くありません。然し、採用したものは仕方がない、彼・彼女たちの分まで我々が働くのです。

そしてこの「子猫ちゃん」たちは、大体、会社のお偉いさんや営業マンが話を持ってくるのですが、採用後は「採用という決断を下したのは人事なんだから人事で預かれ!」と言って人事に集まる傾向があります。
私の場合、課としてみると係員が私含め3人いたのですが、残り2人は「子猫ちゃん」だった為中々辛酸をなめなめしていました。

年間スケジュール・役割分担を作成する際、まず子猫ちゃんたちにできそうな簡易な仕事を切り出しアサインをします。残った仕事を私が受けます。日々の会議に出ても子猫ちゃんたちは理解ができない為、適宜解説の場を設け、教育をします。子猫ちゃんたちにできない仕事が出れば都度都度フォロー・代打をします。勿論、外部の勉強会等子猫ちゃんたちに行かせるわけに行かないので、私が行きます。
そして、どれだけ頑張っても人事考課は私も子猫ちゃんたちも同一評価でした・・・

こんな状況で働いていると子どものことを考える余裕が全くありませんでした。自分が休めば仕事が回らない。でも、日々年は取っていく。でも、仕事は休めない、誰にも頼れない、そんな感じでした。

会社において「ヒト」というのは本当に大切な資源だと思います。
この「ヒト」選び・「ヒト」育てにおいて、この様なことをしている会社は「ヒト」を大切に出来ていないと思います。
そんな会社に未来はあるのでしょうか・・・

色々書きたいことを書いてすみません。
お読み頂きありがとうございます。





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