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Japanese modern展


2023年
4月28日(金)〜6月25日(日)

📍銀座・無印良品6F
11:00〜21:00
無料

座ることも可能です🧎



銀座、無印良品のギャラリー
展示替えのスピード感と面白い企画が大好き
買い物ついでに観れるのが最高

長大作( Cho Daisaku )さん
剣持勇(ケンモチイサム)さん
飲料ヤクルトやジョアのデザインもされています


籐(とう)は英名「ラタン」
一見竹に見えるが全く違うのだそう。
竹は中は空洞だが、ラタンは繊維層の集まりで強くてしなやかで、軽いのが特徴。


熱帯や亜熱帯に自生するヤシ科のつる性植物で原産地はアジア南部の
インドネシア🇮🇩マレーシア🇲🇾ベトナム🇻🇳
なんと日本では採れない100%輸入材なんだそう!

最近、清澄白河のstoopでアドリアン・オードとフリーダ・ミネのご夫婦で活動されていた展示も観ましたな。
こちらも籐を使用しているんだそう!
豊口克平さん・スポークチェア


格子状の背もたれは英国のウィンザーチェアがモチーフ。13本のスポーク(背棒)が末広がりに組まれている。

高さ34センチの低い座面で脚が短い私にとって凄く座り心地が良かった。ということは小さい子どもさんでも座りやすそうだし、体型を気にせずドッシリと包み込んでくれる。


柳宗理さん・バタフライスツール


世に出て60年、今も世界で愛され続けるスツール。こんな椅子を作ろう!と作ったわけでなく紙を切ったり、曲げたりの手遊びが始まりだったとか。



合板(薄くスライスしたベニヤ板を多層、接着した板)に曲げを加えることで強度が増すという点に気付いたらしい。



現在、天童木工とスイスのVitraが製造・販売を行なっているそうでVitraは天童木工製オリジナルを元に作られているそうな。骨盤が安定して背筋が自然にシャキーン!と整う気がした😂

これまた柳宗理さんのエレファントスツール



軽くてスタッキングもできちゃう3本足の可愛らしいスツール🐘


ポリプロピレンは分別回収、再加工がしやすいらしいです。まさに無印良品がこの環境に優しいポリプロピレンを使用している商品が多くここで展示する意義があるなと感じます。


上・イサムノグチ『AKARI』
畳の上でも個性豊かな椅子たち
建築家・デザイナーの寺田尚樹さんが今回の展示の為に書き下ろししたもの



展示されている椅子とその歴史、年表が分かりやすくまとめられている表もいただけました。もうこれを眺めるだけでもめちゃくちゃ楽しい😂✨


私は畳生活が長く椅子とは無縁な生活でしたが今回の展示で興味が出てきた。”椅子”の概念が崩れてなんて面白い世界なんだろうとワクワクしますね。


最後に岡本太郎先生の『坐ることを拒否する椅子』


岡本太郎先生が52歳の時に発表された信楽焼の椅子


モダン家具のいかにもいかにも座って下さいという不潔さに腹を立てて制作
前途を放棄したくなるほどに心地の良い椅子はお年寄りや病人に譲ったほうがいい。

なにも一日じゅう座りこむわけではない。
活動的な歩みのなかで、一時腰をおろすだけのもの。つまり人生の戦いの武器である。

原色の呪文より


“椅子”それは座るだけでなく生活、人生をも考えさせる。。🧎‍♀️



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