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雪が降っていた。

今年の2月の韓国は冬の真っただ中でした。ちょうどコロナウイルスが身近なものに感じられてきたころで、空港はガラガラ。メンバーのご両親など「こんな時期に行くの?」と、ご心配をおかけしたりもした。結果、その1週間後に韓国でコロナが大流行。多分普通に渡航できた、最後のタイミングだったと思います。

冬の訪れ、というよりは終わりに近いような時期で、日本も相当寒かったと記憶しています。記憶しています、というくらいにはもう記憶もぼやけていて、2月がどんな雰囲気だったのか、田中さんが撮ってくれた写真を見ながら思い返してみても、楽しかった記憶は多々あれど、心の注視の矛先はもう別の何かになっていたのかもしれません。

本日は12月31日。窓の外には雪がちらついています。僕はこれから大須へ行き、今年最後のNOZOMI YAの営業です。愛知県も飲食店の時短要請があり、僕の店もそれに沿っての営業になりますので、今夜は20時で閉店します。

外は雪だし、店も早く閉めるから、今日は電車で行きます。これから、左耳が壊れたイヤホンを右耳だけつけて、YouTubeのお笑い番組を耳に流しながら、行きます。店までの道のりが、今年何度も歩いてきた道だけど、きっと普段とは違う気持ちがそこにあるのかもしれない。この道のりが当たり前になったのも、今年から。コロナウイルスの影響で店を受け持つことができた部分もあり、自分にとっては非常に複雑な変化でした。でも、前向きに受け止めてきました。

年末ばかりは、出会いより別れを色濃く感じます。特定の誰かとの別れ、というよりは、2020年との別れといった感じでしょうか。今年は本当に色々ありました。良いことも悪いことも、人との出会いも別れも・・・まだまだ定まらない自分という人間が、より多くの魅力的な人や物事との出会いや別れの中で、どんどんいびつで欲張りで我がままになってきて・・・

自分は一体、いつになったら腑に落ちるのか。

と、考えてもすぐには決着しないことは理解しているので、目の前の事を一つずつ、できるだけ腑に落ちるように受け止めたり考えたりする日々は、これからもずっと続きますね。

明日からも、変わらず、一日一つずつでいいから、昨日より何か一つ改善する、という気持ちで。引き続き、心身ともに健康に過ごしていけるように。家に帰ったあと、そのまま風呂に入らず寝落ちしてしまう日が、一日でも少なくなりますように。笑

今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。

それでは皆様、良いお年を。

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