【マネーリテラシー】もしも職を失ったらどうなる?
今回はどん底の場合のマネーリテラシーです。
物騒なテーマですが、これを想定することは大事なのでお伝えします。
例えば、「スーパーマリオの崖」をイメージすると分かりやすいです。
崖に落ちるとどうなるでしょうか?
最近のマリオは、
①セーブポイントから再スタート
②どんなに落ちてもステージを再スタート
です。
まあ難しいステージは何度も挑戦すればいいですね。
でも初期は、
①ステージを再スタート
②落ち過ぎたらゲームを最初から再スタート
でした。
これは絶対に落ちないようにする必要がありますね。
では、私たちが職を失ったらお金が無くなるでしょうか?
①お金が減る
②減りすぎると無くなる
③生活できない、ご飯が買えない
④飢えて死ぬ
だから絶対に辞められない...ではないのです。
実はどんなに落ちても死なない、再挑戦できる世界なのです。
職を失うとどうなるのか知っておくことで、
職場の不満に対してどこまで踏ん張る必要があるのかを、正しく認識することができます。
すべての根拠
大前提として、私達は憲法に守られています。
具体的には、こんな記載があります。
「第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
憲法とは法律に対する法律です。
この一文に基づいて、様々な法律が整備されています。
職を失ったらどうなる?
→雇用保険でしばらく生きていけます。
雇用保険は、仕事を辞めてから再就職するまでの間、今までの給与の45~80%の手当金を受け取ることができます。
給与明細で毎月天引きされている「雇用保険料」の保険が下りるというだけですので、負い目を感じる必要はありません。
本当に心身の状態が悪い時は、転職活動する気力すら無くなります。
そんなとき、次の職場を決めずに辞めたとしても、しばらく就職活動や職業訓練だけをしながら生活することができます。
職を失って家賃すら払えなくなったら?
住宅確保給付金があります。
すでに貯金が底をつきている場合、雇用保険だけではまかないきれない場合もあります。
仕事と住居を失ってしまっては再起がより難しくなります。
そのための救済措置として住宅確保給付金という制度があります。
「貯金がないから逃げられない」という状況でも、これがあれば安心です。
今日のご飯すら買えない状況なら?
→生活保護制度があります。
本当に詰み状態の場合でも、このような救いの手があります。
悪いイメージがあるかもしれませんが、悪いのは不正受給者で、制度自体は国民に与えられた正当な権利です。
それこそ、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」ということです。
もちろん生活の質は大きく落ちますが、飢え死にすることはありません。
生きていればなんとかなるので、大丈夫です。
怪我や障害を負ってしまったら?
→傷病手当や障害手当があります。
怪我や障害を負った場合でも、生きていくための手立てがあります。
ですが、一度怪我を負うと、復帰するには相当長い年月がかかります。
こうなる前に、そこから逃げた方が早く復帰ができます。
一番伝えたいこと
致命傷を負う前に逃げよう。
職を失っても最悪死なないですが、
心や体を怪我するとそうとも限りません。
・仕事が辛いから辞めたい
・生活が困るから辞められない
という天秤が浮かんだとき、
・仕事が辛すぎると最悪死ぬ
・生活が困り過ぎても最悪死なない
ということを思い出して欲しいです。
この知識が役に立たないことを願いますが、
もしそうなったとき、いち早く逃げて欲しいというお話でした。
今回のアクションプラン
・体や心が悲鳴をあげたらこっそり誰かに相談しよう
・体や心が悲鳴をあげたら物理的・時間的に距離を置こう
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