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「STAR WARS」より~反乱軍「Aウイング」スターファイター制作記

 noteの世界のみなさま、ご無沙汰しております。オヤジモデラーのきんぐじょーです。前回投稿した「娘のネイル」は、おかげさまでプラモデル愛好家以外の方の目にも止まったようで、多くの「いいね」を頂戴しております。ありがたいことです。
 さて今回は、いつものプラモデル制作に立ち戻りまして、最近ようやく完成した「Aウイング」の制作の様子をご紹介したいと思います。毎度のことですが、月末の〝締め切り〟ぎりぎりの投稿になってしまいました。


反乱軍の主力戦闘機 最後の機種も「電飾」

 「STARWARS」ファンのハシクレであり、オヤジモデラーである私としては、noteの中で何度も、STARWARSメカの制作記をご紹介してきました。反乱軍側の戦闘機「X」「Y」「B」まで揃い、最後の1機種が今回ご紹介するバンダイさんのキット「Aウイング」。2021年4月にAmazonで購入後、積んだままとなっていたものを、「そろそろ」と手をつけることにしました。

割とパーツ数は多くないです

 他の機体でチャレンジしてきたように、今回も「電飾」を施すことにして、ひとまず①機体両サイド後部にある2基のメインエンジンにLEDを仕込む②コクピットの計器類は蛍光色をチョン付け、操縦席にUV化した白色LEDを組み込んで光らせる-といったおおまかな方針を決めて制作に取りかかりました。
 他と異なり、Aウイングは割とボディ部分のボリュームがあるので「電飾のコード類は何とか仕込めるだろう」と思い、まずはボディ下部に、コードをつなげるコネクタを埋める加工を施します。

ドリルとヤスリで穴を空けて…
コネクタを差し込んでパテで固定
こんな感じになります

セロハンテープ&紫・青の油性ペン?

 エンジンへのLED組み込みは後回しにして、次はコクピット。操縦シートの上にドリルで穴をあけて、チップLEDを接着します。

ドリルで開口
チップLEDを接着。ここはレジンで止めています

 チップLEDの光は開けた穴を通して操縦席を照らしますが、蛍光塗料で塗った計器類を光らせるためにはUV(紫外線)化した光にする必要があります。以前にも「ミレニアムファルコン」や「Yウイング」でご紹介していますが、今回のUV化はセロハンテープ&紫・青の油性ペンで試してみることにしました。
 ウェブ上で見つけた「スマホのライトをブラックライトにする方法」を参考に①セロハンテープに青を塗る②重ねてテープを貼って青を塗る③もう1回テープを重ねて今度は紫を塗る-としたものを小さく切り抜き、LEDライトの光が通る穴に貼り付けています(その効果は後ほど写真で)。

「おっと、ここも電飾しなくちゃ」

 作業を進めます。メーンエンジンは、キットでは透明パーツになっているので、これを固定する台座のパーツに穴を空けて、砲弾型の赤色LEDをはめ込むことにしました。透明パーツにはあまり高さがなかったのでLEDのアタマ部分を削って組み込みます。

透明パーツにLEDを組み込んでテスト。
エンジン部分にLEDをはめ込んだところ。コードが通るようにパーツを削っています

 さて、ここまできて、もう1カ所、電飾を追加しなくては、という部分が出てきました。というより「電飾するからには、この部分も必須」です。メインエンジンの間、機体本体後部にある「サブエンジン」(?…だと思います)部分です。ガンダムなどでいう「バーニア」っぽいのが4基。取りあえず(後先を考えずに)小さい穴を空けて光ファイバーをそれぞれに通すことにしました。本体内部で束ねて、こちらもLEDから光を当てる形で点灯する仕組みにします。 

4基の〝バーニア〟底部に穴を開けます(左側2基)
バーニア部をガンメタで着色。ここの墨入れは先にやっておきます
光ファイバーは先端をライターであぶり、光が広がるように球状にしておきます

コードの取り回し、想像以上に窮屈

 さて、問題はここから。いつもそうなのですが、私の場合「とりあえず光る場所だけ細工して、コードなどの配線は面倒だから後で考える」ことにしています。なので、これまで加工してきた「コクピット」「エンジン」などを組み付ける時に、いろいろと悩んでしまうのです。
 最初に書きましたが、Aウイングは一見ボディにボリュームがあるようですが、実は「薄っぺらい」。メインエンジンのLED、操縦席のチップLEDのコード、サブエンジンからの光ファイバー4本を点灯させるLED&コードと、ボディに取り付けたコネクタからのコードを接続しなくてはなりませんが、これらのコードを収納するスペースが、ほぼ、ないのです。
 なので、ボディパーツの外から見えない部分をくり抜いて、収納スペースを作ることにします。

機体下部パーツに開けた穴。穴の外には別のパーツがつきます
こちらは機体上部に開けた穴。穴の向こう側に操縦席シートなどが着くことになります

 他のパーツも含め、うまく組み上がるかどうかを何度も試しながら組み上げます。こんなときには、スナップフィットキットだと助かりますね。
 エンジン部のコード、光ファイバーが通るようにボディパーツを削ったり穴を開けたり…と作業を進めて、徐々に形になってきました。

全体像はこんな感じです。光ファイバーやコードの位置を確認しつつ進めます

 さて、機体に開けた「収納スペース」には、サブエンジン発光用の光ファイバーに光を供給するLEDも組み込まなくてはなりません。サブエンジンの光ファイバー4本を透明のプラパイプで束ねて、反対側からチップを接着します。下の画像は作業中のものですが、この後に、プラパイプからはみ出した光ファイバーをカット。透明レジンで固めて、反対側からチップLEDを接着しました。

プラパイプ右側にはみ出した光ファイバーをカット後、LEDを接着(※その写真撮影し忘れてま
した)

 その後に各コードの長さも調整しつつハンダ付け。電通テストしながら、ちゃんと光るかも確認しながらの作業です。窮屈ながら、コード類をボディ内に収めることができました。

機体裏側。コードがもう、ぐちゃぐちゃですが、この部分を覆うパーツも無事「パチン」と

 こうした電飾加工は無事に終了。あとは周囲の部品の取り付けや、パイロットのフィギュアを着色して、いつものようにヘルメット部分の細かいデカールに苦戦しながらも、着々と作業を進めていきます。

パイロットを着色。相変わらず小さいです
パイロット着座。ヘルメットの左顎の赤い部分はデカールです

 パーツをひととおり組み上げた後は、戦闘による経年劣化を表現するウェザリングを施し…そしてようやく「Aウイング」完成です。

完成したAウイング。少し薄汚れた感じに

 さて、なんだかんだと苦労した電飾の点灯具合も、それなりに満足できる感じになりました。

コクピット内の点灯前
点灯!蛍光グリーンを塗った計器の光もまずまず
上からの写真。その形状から「Aウイング」の名がついたとか(諸説あり)
エンジン〝起動〟前
発光するエンジン部分。中央の4つの光ファイバー先端はクリアーレッドを着色

 今回のAウイング完成で、STARWARSシリーズの反乱軍スターファイター主要全機種ようやく揃いました。もちろん、各機の勇姿を並べて撮影しなくてはなりません。

すべて72分の1スケール。こうして見ると「B」がなかなかに大きいです

 A、B、X、Yの4機を並べて撮影しながら、いつものように、「なかなかに良いんじゃないかい~」と、ついニヤついてしまうオヤジモデラーの私なのでした。

 Aウイング制作記はここまでです。最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。STARWARSシリーズは、他に多くのキットがあるのも承知していますが、今回でいったん終了するつもりです。で、次回はどんなキットを作ろうか…といつものように思案中。私の暮らす北海道は、これから長い冬を迎えますが、その冬の楽しみとして、また次のプラモ作りに取りかかろうと思います。では、また。(おわり) 


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