20180208木曜会レポート

本日も以下の内容で木曜会を行いました。
実技→類経の輪読

本日の実技は手数をなるべく多くしすぎないように意識して取り組みました。
日頃、脈がでない時や患者さん自身の訴える症状に反応がないとどうしても手数を増やす形になり、その為、刺激量を誤り患者さんの状態を来たときより悪くしてしまいます。
私自身、刺激量の調整が上手くいかず今まで沢山失敗はありますが、どうしても「変化」がみられないとついつい不安になり手数が増えてしまいます。
しかし手数が増えるとそのぶん、色々と手を加えすぎて結局、その治療に対して何が効いただろうか?何が効かなかっただろうか?と思うこともあります。
その為、今回は手数を減らして効果の有無を確認するために「手数」をなるべく減らすように意識して実技に取り組みました。

類経は脉色類の第十九の続きを輪読しました。
《祖脉》
・浮沈 、表裏、遲数、寒熱、虚実

《邪気蔵腑病形篇》
・緩急、大小、滑濇

《五臓生成論》
・小大、滑濇、浮沈

《難経》
・浮沈、長短、滑濇

《傷寒論》
弦緊、浮沈、滑濇

これらは色んな書物によって分け方や注目する所が違います
今回の内容ではそれぞれの脉の時に「甚」の時や「微」の時にどういった症状が各蔵によってでているかを述べています。

今回は肝と脾についてです
肝の脉が急な時で甚しいと「肝気」が強いため努気が高まり悪口を言い、微急なる時は「木」が「土」を傷るため胸協苦満がでます。

緩が甚き時は脾の脉が肝に克されるためおぇってとなり、微緩の時は「土」が「木」を制する事ができないため、脾の働きが悪くなりスイカの症状がでます。

肝脉が大甚ときは肝に熱がたまって暴れて血を吐きます、微大の時は陰分がひきつったり縮まります。

肝脉が小甚ときは血が足りないため渇き多飲になり、微小のときは陰が虚して消タンします。

肝脉の滑甚いときは熱によってふさがれるため痛みがでます、微滑の時は肝火により疏泄の調整がうまいことできずに尿が漏れます。

このように今回の章では様々な時に甚ときと微の時により色んな症状がでてきます。
脾の脉のお話でも、脾の脉の緩は本来は良い脉ですがそれが甚だくて熱をもつと余計にふわふわとして、柔らかくなるために肌肉や四肢が充分に栄養されず肉が痩せてきます、また微緩の時は木が土にやれる為、風邪により四肢が動かしにくいとあります。
本来は緩というのは良い脉なのが熱によって甚しくなると身体に影響がでるって事は知らなかった事ですし、他にも胸協苦満など知っている症状に関連してある事も記載されていて、とても難しいお話でしたが脉に関して色々と知れる内容でした。
脉に関する内容は日頃、自分自身で細かい所まで勉強するのも難しいですし、イメージもしにいく為こういった内容は勉強になります。
以上で本日のレポートを終了します。

https://youtu.be/vEmJy5SZ1Ko

https://youtu.be/96U7-oj3JvA

https://youtu.be/pJftZ9o-AYw

https://youtu.be/wReML_d5Jxs


毎週木曜日は以下の勉強会を行っています。
20:00〜22:00実技練習
22:00〜23:15類経輪読
USTREAMにて輪読会Live配信しております。
USTREAM http://www.ustream.tv/channel/chovix
にしずか Labo http://www.nzlabo.com
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