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がっかり名所

皆様ご承知のように、京都はいろんな物語、歴史を抱えた街。

だから、いわゆる「歴女」さん達は、あれこれ史跡を巡られる訳だけれど
いざ行ってみたら
「・・・え~~~~!!??」ってな場所も多い。

河原町蛸薬師上がったところの西側にある
「坂本龍馬・中岡慎太郎遭難地」は、
いわゆる「近江屋跡地」で、坂本竜馬・中岡慎太郎の2人が暗殺された場所。

勤めていた会社が近くにあったので、この「近江屋跡地」を目指してやって来られたんだろう人達に、「あの~~どこかご存知ありませんか??」って、場所を尋ねられること多々。

で、案内すると、決まって

「・・・・・・・・・・」

まあね。当時は、石柱が申訳程度に建っているだけだったからねえ。

と・こ・ろ・が!!!

おお~~~~!!!!いつの間に!!!!

まあねえ
そうだよねえ~~。
このくらいしてあってもいいよねえと思いつつ、写真をパチリのわたくし。

「近江屋跡地」っていうのは、その筋に興味を持たれていらっしゃる方々にとっては、結構な「事件」の「跡地」らしい。
その跡地が、写真左端の「石柱」だけだったってのは、そりゃ、ちょっと期待外れ。

期待に応える→満足感→帰宅してのお土産話での熱量の差
容易に想像できる。
熱量が高ければ、「次」につなげる事ができるやもしれない。
・・・ってなことで、現在の形へと変化したんだろうね。

期待に応える・・・「期待」というものを読み解く力っていうもの。

まあ、一言で言っちゃうと「マーケティング力」って事になるのだろうけれど。

マーケティングってさ、基本「期待に応える」という気持ちが、大切、重要になるのだなあ。でも、意気込みだけじゃダメだしなあ~~。

歴史に興味ない人がやっても、この結果にたどり着くには、「想像力」が必要なんだろうけど、その「想像力」って、どうやって培っていくんだろうねえ・・・なんて、かつてのがっかり名所の前で、ぼ~~んやり考えている意識低い系のわたくしなのでした。

ぺけぽん。

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