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第5回PDCレポート

こんにちはkinghaloです。今回は、先日行われたPDCのデータのまとめが終了したので公開したいと思います。
PDCってなんぞや?という方に簡単に説明させていただくと、「デュエリストカップ前に数十人規模で勝敗付けながら無限にルームマッチをやってデータを合体させれば環境把握が完ぺきにできるんじゃね?」という試みです。
よくある大会データなんかだと分布や勝率と言っても多くて128人、数十試合程度なものですが、今回のPDCでは3500試合近くのデータを基にして詳細なレポートを作成しています。
そもそもデュエリストカップのためのレポートを作る目的で開催していますから、トーナメント形式の大会のおまけとしてのレポートとは質、量ともに大きく違います。

レポートでは各テーマの詳細な対面勝率の他、優秀な成績を収めたデッキのレシピを全て掲載している上、入賞デッキ毎の詳細な試合データも別途まとめています。
また今回はクシャトリラ、ピュアリィ、ラビュリンスの環境3トップのデッキの採用札が多岐にわたり、同じテーマでも様々な構築が存在する環境なので、テーマ毎の採用札による勝率への寄与を詳細に纏めています。

主催者である私はPDCのデータを生かして2度、世界100以内に入賞することができました。
また、第二回のPDCでは参加者の中から金アイコンが誕生しましたし、その際に使用したデッキも掲載されていました。
さらに、毎度のPDC参加者や購入者の中から複数の銀アイコン獲得者も排出しています。
また、デュエルリンクスにて行われている同様の取り組みであるPKCでは参加者の中から毎回世界10位以内、100位以内を排出しています。


実際にどのようなものなのかを詳しく知りたい方のために、前回のレポートを公開しておきます。過去3回のPDCでは非常に精度の高い環境予想ができていることがわかると思います。


分布

分布はこのような形になりました。前回のティアラガチ1強環境とは打って変わって、様々なテーマが乱立する群雄割拠環境となっています。
デッキのタイプも様々でメタの角度の違うデッキが複数存在しているので、非常に難しい立ち回りを要求されています。
また、分布には乗せづらいのですが各テーマともテーマ内でも構築や採用札が細分化している点も難しさに拍車をかけています
例えばトップシェアのピュアリィには思いつくだけでもゴストリ型、暗黒界型、シャドール型、誘発型で4種類以上の派閥が存在しますし、クシャトリラもアライズハートを絡めた展開力を全面的に押し出していくタイプと罠に寄せたハイビートプランの構築が存在しています。
この環境は実際の分布よりもさらに細かい群雄割拠環境です。
このような環境ではテーマへの相性よりも最も地力の高い構築、テーマを選択するのが安定策であると考えられるのですが、現在最も有力なデッキはなんなのでしょうか?また様々存在するデッキタイプの中で最も有力なものはなんなのでしょうか?
データを解析しながら紐解いていきましょう。

これから下で公開するデータの数値についてですが参加者の入力ミス等によりデータに錯誤が生じている場合があります。
±3%程度で目安として見てもらえればと思います。

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