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第7回PDCレポート

こんにちはkinghaloです。今回は、先日行われたPDCのデータのまとめが終了したので公開したいと思います。
PDCってなんぞや?という方に簡単に説明させていただくと、「デュエリストカップ前に数十人規模で勝敗付けながら無限にルームマッチをやってデータを合体させれば環境把握が完ぺきにできるんじゃね?」という試みです。
よくある大会データなんかだと分布や勝率と言っても多くて128人、数十試合程度なものですが、今回のPDCでは2000試合近くのデータを基にして詳細なレポートを作成しています。
そもそもデュエリストカップのためのレポートを作る目的で開催していますから、トーナメント形式の大会のおまけとしてのレポートとは質、量ともに大きく違います。

レポートでは各テーマの詳細な対面勝率の他、優秀な成績を収めたデッキのレシピを全て掲載している上、入賞デッキ毎の詳細な試合データも別途まとめています。
また今回は環境トップシェアのスネークアイの採用札が多岐にわたり、同じテーマでも様々な構築が存在するので、スネークアイの採用札による勝率への寄与を詳細に纏めています。

主催者である私はPDCのデータを生かして2度、世界100以内に入賞することができました。
また、第二回のPDCでは参加者の中から金アイコンが誕生しましたし、その際に使用したデッキも掲載されていました。
さらに、毎度のPDC参加者や購入者の中から複数の銀アイコン獲得者も排出しています。
また、デュエルリンクスにて行われている同様の取り組みであるPKCでは参加者の中から毎回世界10位以内、100位以内を排出しています。


実際にどのようなものなのかを詳しく知りたい方のために、以前のレポートを公開しておきます。過去のPDCでは非常に精度の高い環境予想ができていることがわかると思います。

分布

分布はこのような形になりました。やはりOCGでも現在進行系で活躍しており、MDでも環境トップと名高いスネークアイがトップシェアとなりました。
次点で、シングル戦で決まってしまっては終わりなカラミティが何故か禁止になっていない事で猛威を奮っている超重武者がつけています。
前回のDCでは存在していなかった2テーマがシェアの半分を占めている一方で3番手以降は細かく様々なテーマが乱立しており、前回同様やれそうなテーマ数自体は多いという印象です。
柔軟すぎる対応力と十分な制圧力を両立したスネークアイと、あまりにも先攻番長すぎる(もちろん誘発もたっぷり入りますが)超重武者が存在するせいでメタの方向性を決めるのが難しくなっていて、どんなデッキを使うにせよテーマ選択、構築共に難しい舵取りを求められそうです。
それでは実際のところ新テーマたちは強いのか、また3番手以降のテーマに隠れ強テーマが存在するのか、詳細なデータから紐解いていきましょう。

これから下で公開するデータの数値についてですが参加者の入力ミス等によりデータに錯誤が生じている場合があります。
±3%程度で目安として見てもらえればと思います。

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