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第23回PKCレポート

こんにちはkinghaloです。今回は、先日行われたPKCのデータのまとめが終了したので公開したいと思います。
PKCってなんぞや?という方に簡単に説明させていただくと、「KC前に数十人規模で勝敗付けながら無限にポイントバトルやってデータを合体させれば環境把握が完ぺきにできるんじゃね?」という試みです。
よくある大会データなんかだと分布や勝率と言っても多くて128人、数十試合程度なものですが、今回のPKCでは2642試合のデータを基にして詳細なレポートを作成しています。
そもそもKCのためのレポートを作る目的で開催していますから、トーナメント形式の大会のおまけとしてのレポートとは質、量ともに大きく違います。
また、参加者には厳しい参加条件を設けています
具体的には、過去1年間のKCで上位500位以上に入ったことがある、もしくは直近のKCで400戦以上走った(=モチベーションが非常に高いこと)です。
この結果、1試合の質も保証されています。今回は、17名の金アイコン保持者と20名以上の銀アイコン保持者が集まった上、参加者の人数も70人を超えました。
やはり、実力者同士の試合とそうでない試合とでは結果が大きく変わるのが遊戯王です。実力者同士の試合だからこそデッキのポテンシャルを正確に計ることができるのではないでしょうか?
レポートでは各テーマの詳細な対面勝率の他、優秀な成績を収めたデッキのレシピを全て掲載している上、入賞デッキ毎の詳細な試合データも別途まとめています。
PKC参加者の中から毎回金アイコンが出ていますから、今回も世界最強のデッキが眠っているかもしれません。
前回のPKC参加者の中からも複数名の金アイコン、銀アイコン獲得者が誕生しました。
KCGTに本格的に取り組むのであれば、必ず手に入れるべき内容だと思っています。
実際にどのようなものなのかを詳しく知りたい方のために、前回、前々回のレポートを公開しておきます。これを見ればより優秀なレポートであることがわかるはずです。

分布

分布はこの様になりました。
新規スキルでテコ入れされた幻影騎士団とリゾネーターが共にシェア上位に付けています。
また他にもスキルが強いコード・トーカーやHERO、シンクロンといった面々も分布に加わっており、強力なスキルを用いて戦うデッキが全体の6割以上を占めている大スキル環境となっています。
構築トリガースキルを使用するデッキは異常な安定感やとんでもない出力を持っているため、ある程度以上のデッキパワーを獲得すると汎用スキルを使用するテーマは回れば強くとも初動率の差で負け越してしまいます。
今回のKCはさながらどのスキルが一番強いのか選手権といったところでしょうか?
また、この大スキル環境でも構築トリガーを用いずに環境デッキとやりあえるテーマは存在するのでしょうか?主要テーマの相性表からしっかりと紐解いていきましょう。

これから下で公開するデータの数値についてですが参加者の入力ミス等によりデータに錯誤が生じている場合があります。
±3%程度で目安として見てもらえればと思います。

今回はポイントバトル入賞者のうち1人のデータ入力や提出デッキに大きな誤りがあったため、掲載デッキ数が通常時と比較して1つ少なくなっています。
そのため販売額を引き下げて公開していますが、購入する際はご了承下さい。

主要テーマの勝率と相性表

お買い上げいただきありがとうございます!それでは話を続けましょう。

幻影騎士団はトップシェアであるにも関わらず勝ち越しています。これは本当に強いデッキですね。ジャックナイツ、シンクロン以外に目立った不利もなく、3日間安定した立ち回りが取れそうです。
一方でリゾネーターはどうやら負け組のようです。コード・トーカー以外の全デッキに負け越しているので、数字上ではあえて使う意味はなさそうに見えますね。
いちおう、コード・トーカーが幻影騎士団に互角にやりあえていて、その他のデッキには軒並み強そうなので今後シェアを伸ばしてきそうな予感はします。
もしコード・トーカーが爆増しているのであればワンポイントで出すみたいなパターンはあるかもしれません。

前環境最強のデッキでありしっかりとお仕置きされたジャックナイツですが依然として健在です。というか今回の勝ち組です。幻影騎士団に有利が取れるのは熱いですね。不利対面のリゾネーターは数を減らしそうなことも追い風です。
色々と強スキルテーマが試されていますがなんだかんだで2日目くらいからは前回同様ジャックナイツ環境、あるとおもいます。

その他ではシンクロンがちょっと異常な勝率を叩き出しています。
幻影騎士団に対して驚異の勝率77%。これはちょっと気になりますね。
入賞デッキに2つ構築を掲載しています。

1時間毎のシェア率の変化のグラフ

環境の変化を予測するためにPKCの各パートでの1時間毎のシェア率の変化をグラフにしてみたので確認してみましょう。

正直そこまでの相関は感じられませんね。
幻影はずっといて2番手以降のデッキは目まぐるしく入れ替わるよって感じでしょうか。
最近はデッキの握りかえが難しいのかシェアの変化から情報を得るのが難しいですね。

詳細な相性データ

※入力ミス等により相性表と一部錯誤が生じています。基本的に母数の大きい方を優先しています。母数の少ないデータは参考程度に見ていただければ
試行回数が少ないマッチアップは片側の対面をその他で省略している場合があります

環境表に載っていないデッキの中ではブラック・マジシャンと時械神が非常に優秀な成績を収めていました。
掲載許可が取れ次第こちらに掲載します
(優秀デッキを入賞レシピとして掲載しました)

先後別勝率

まずは全体的な先後の勝率から

前回同様ほとんど先後の差がありません。神環境です。
前回は実は先攻番長と後攻番長の2強環境であったためにプラマイ0になっていただけだったんですが今回はどうでしょうか?

意外と極端なやつは少なくて先後の差は見たところありません。
大スキル環境で事故率も少ないですし先後のブレよりは素引きによるブレのほうが大きいみたいですね。コイントスには左右されなさそうでわりといい感じの環境です。

入賞レシピ


これはひどい。
ちょっと起こってるし次回以降は参加条件とかペナルティとか厳しくすることも考えます‥

入賞デッキはかなり散らばっていていろいろなデッキにチャンスがありそうですね。
特に相性表で異常に戦績の良かったシンクロンやとんでもない戦績を叩き出しているHEROに注目です。
その他優秀な戦績を納めていたデッキは確認が取れ次第随時掲載します。
優秀デッキの確認が取れたので掲載します。

微妙かなと思われたリゾネーターで驚異の勝率79%デッキが存在していました。また、ブラマジも非常に勝率が高いです。
時械神は最も勝率が良かったものを掲載しています。

また、おそらく1部1位の方が使っていたと思われる構築を頂いたので掲載しておきます。
ただしデータはありませんし一応残っていただけのスクショなので話半分でお願いします。

まとめと展望

あらためてお買い上げいただきありがとうございました。
個人的には少しお休みしている間に意味不明なスキルとカードが増えすぎていて困惑した結果、歴代のPKCで最低の戦績(勝率30%)を叩き出して泣きそうになったんですがデータだけ見るとかなり良環境ですね。
リミット3のカードがとにかく強いので薄めのデッキでその辺を引っ掛けられるかどうか勝負のゲーム性だなと感じました。
いかんせんゲーム性が引きゲーすぎるのでリミット3罠が入っていないにも関わらずそれなりの勝率を出せるコード・トーカーは引きムラが少なく、数字以上に安定しそうで良さそうに感じました。
また、ジャンドも1~2ドローでその辺の汎用を引き込めるのが他の1枚初動系デッキよりも勝っていて強そうです。
逆にデッキが分厚い割に伏せを引き込まないといけない点がリゾネーターが遅れを取っている原因かなとも感じました。
正直あまりにボコボコにされすぎ&MD忙しそうでどこまでやれるかって感じなんですがリンクス辞めちゃうのも寂しいしやれるだけやってみようと思います。
本番まであと4日、お互いしっかりと準備して本番に望みましょう!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!



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