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キリシタン殉教記念碑を見てきました

仙台の広瀬川にかかる大橋のたもとにある

キリシタン殉教記念碑に行ってきたよ。

上にある西公園では、

お花見で大勢の家族連れの人たちが賑わうのと対照的に

木陰でひっそりと、銅像が人知れず佇んでいた。

殉教者9名のうち、2名は水牢で命を落とし

残りの7名も、信仰を棄教することを拒んで処刑されたらしい。

ポルトガルの神父さんと、

北陸や関東、遠くは九州から逃れてきたキリシタンたちだったらしい。

そう遠くない昔に、犯罪を犯したわけでもないのに

ある人を信じている事を理由に

国家権力により処刑された人たちがいて

今も世界のあちこちで、

ただイエス・キリストというお方を信じているという理由だけで

政府や他宗教、暴徒たちに

攻撃され、財産を奪われ、殺されている人たちがいる

この聖書の福音は、そうして自分たちにも伝えられてきた

らしい。

それがどんなに重い意味を持つのか、

信じていることで理不尽な扱いを受けて命を奪われるということが

どういうことなのか

そういう扱いをほとんど受けたことのない自分には

正直よくわからないけれど

橋のたもとに生えていた菜の花を、川の流れに手向けて

短くお祈りして

あとは、言葉にならない沈黙を過ごしました。

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