軒先で干からびてる鉢植えには、もう命はなくて、それすら思い出せない渇いた土に何となし穴を拵えてみたら、そりゃ何となし、何かいれたくなるのも性で、見渡したそこらの池に浮かんでた金魚を植えてみた。水を遣ろか遣るまいか、通りすがりの猫に聞いたらさ、猫が水遣りしてくれるって云うもんだから