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昭和のgifted - 81 まくどの草子

前回のお話しはこちら

前回はくっそ長くて重い内容だったので、たまにはくだらないものを一席。

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春はてりたま。

やうやうとろける黄身たま、少しやわくて、茶がかるパテに細くとろけりたる。

夏はロコモコ。

シュリンプはさらなり。
刺激もなほ、スパイスのおほく飛びちがひたる。

また、ただ一つ二つなど、ほのかに辛味あるもをかし。
チーズなど挟むもをかし。

秋は月見。

夕日のさして山の端いと近うなりたるに、マクドの店に行くとて、パイシェイク、栗芋など、食べ急ぐさへあはれなり。

まいて、ベーコンなどの挟まれたるが、いと薄く見ゆるは、いとをかし。
年入り果てて、スパイス、パテなど、はた言ふべきにあらず。

冬はグラコロ。

舌の火傷するは言ふべきにもあらず、中のいと白きも、またさらでもいと寒きに、はふはふ急ぎおこして、冷める前に食すも、いとつきづきし。

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2023年の秋ごろにメモっていた枕どなるどの草子からの一節でした。

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