禁忌とされし当日自己採点をなぜか風呂場で決行し、奇声をあげた共通テストの思い出

弟が共通テストを受けてきた。
私が受けたあれももう3年前か・・・

記憶が薄れる前に記念として振り返っておこう!


国公立志望だった私は5教科7科目を受験する必要があった。
数Ⅱ、Ⅲはいらないし、倫政ではなく政治経済で良かった。京大阪大志望に比べればずっと楽だったのかもしれない。

でも多分、人生で一番勉強した。

まず、教科数が多すぎる。興味のない授業は寝倒し、課題は答えを丸写し。
そんな人間がどうして7科目目標平均7割5分を取れよう。

ただ不思議なもので、志望校というニンジンが目の前にぶら下がると受験生は走り出す。私も漏れなくその一人だった。腹をくくり、机に向かった。

得意だった英語以外、まーじででなにも分からなかったので、とりあえず各教科の単語を少しずつ覚えた。また問題集ではなく、学校の教科書の、それはそれは易しい基礎問題を解いた。
しかし、7科目ある以上、1科目1時間が限界だ。前日の復習もしなければ。こうなると、力がつくペースは非常にゆっくりだった。もどかしいけど仕方がない。

また、受験生は朝に強くなくてはいけない。ヒルナンデスが始まる時間に起きてはいけないのだ。それではたったの12時間でその日が終わってしまう!
だが、驚くほど朝が弱い私は目覚ましだけでは起きられなかった。なんとしても起きなければ。
目覚ましより脳に刺激を与えてくれるもの。絶対に私を起こしてくれるもの。

それは・・・

ライフル銃を握ることだった。


朝起きて一番にPUPGを開く。そしてすぐにマッチング、戦闘が始まる。3
0分もやっている暇はないので10分モードを選んだ。

それはもう、バッチバチに目が覚めた。眠気眼をこすっていては負けてしまう。やられる前にやりかえすのだ。

目が覚めないわけがない。

なにより唯一の娯楽だったのでめちゃくちゃ楽しかった。
PUPGで目を覚まし、とにかく基礎固め。

コロナで休校期間中はずっとこれを繰り返すのだった。

続く






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