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近畿WEIN図鑑 #16 小笠原 広志

~「あなたは何のために生きているのか?」を言語化し、パラダイムシフトを創造する~

プロフィール
小笠原 広志(おがさわら ひろし)
1971年8月16日大阪生まれ

製造業、自動車整備士、フルコミッション営業職、製造人材派遣業、社内経営コンサルタント、10種のアルバイト等々の経歴を通し「人・組織と経営」の本質に向き合うコンサルタントとして、人財育成・組織開発と経営改善に携わる。

「“経営理念”と社員一人ひとりの“人生の目的”を繋ぎ、人と組織の可能性を最大化にする!」をミッションに掲げ、「Work Life Design プログラム」を開発。

『世界には、あなた以外には誰も歩むことのできない、唯一の道がある』という「小笠原流キャリア形成支援方針」の下、一人ひとりが「何のために、誰のために、なぜ生きるのか?仕事をするのか?」という目的意識を持って目標を掲げる支援を行い、パラダイムシフトを創造している。

▼国家資格キャリアコンサルタント
▼JCDA認定キャリアカウンセラー(CDA)
▼軍師アカデミー認定コンサルタント
▼エグゼクティブコーチ
▼メンタルヘルスマネジメントⅡ種
▼大原学園キャリアコンサルタント養成講習サブインストラクター
▼ハローワークJOBカード作成支援
▼働き方改革関連法説明会運営事務局


久しぶりの更新となりました今回の近畿図鑑では、多種多様な経験値から「人」とまっすぐ向き合うコンサルタントして活躍される小笠原さんにお話を伺いました。終始落ち着いたトーンと丁寧な言葉でお話をされる小笠原さんの、言葉の奥にある熱い想いがみなさんの心に届きますように。


-WEINに参加されたきっかけからお伺いしてもよろしいでしょうか-


挑戦本部代表である歌崎さんに誘っていただいたからです。それだけです(笑)。
参加を決めてからWEINがどういうところなのかを自分なりに調べてみると、自分が今まで生きてきた環境とは全く違う場所でした。ある種の違和感を感じると共にとても大きな可能性を感じました。

違和感というのは不安などのマイナスイメージではなく、「何これ?こんな世界知らんけど?どうなってんの?」という知らないものに対する興味でした。知らない世界に入ることは、通常の自分の世界との差がありますから違和感を伴いますよね。その違和感が何であるのか、正体を知ることに非常に興味が出ました。違和感の正体を知るためには、WEINに入って自分が実際に見て、聞いて、体験するしかないと思ったんです。

今までにもオンラインコミュニティにはたくさん参加させていただいていました。しかし、同じようなコミュニティが多いように感じていました。そのため、交流や仲良しになることを目的としたようなところは一度全部やめようと、取捨選択をしていたところに、WEINへのお誘いをいただきました。このタイミングにもご縁を感じます。また、私がコミュニティに求めていたものが「可能性を感じられる世界を見つける」というものでしたので、WEINに感じた違和感はまさに求めていたものでもありました。

-現在WEINではどのような活動をされていらっしゃいますか?-


9月から土曜日の朝に行われているCOMPASSに参加し、合計4回の溝口さんのオリエンテーションも受けさせていただきました。近畿運営にも所属し、これからどんどん動いていく予定です。

WEINが10月から新しい組織編成になったこともあり、新規加入メンバーはどの組織に入って活動したいのかを意思表示することになりました。私が選んだのは人材本部です。人材本部には、大きく3つの役割があります。人を集める広報の役割、新しく入ってきた人や既存メンバーのフォローアップの役割、人材系のイベントを企画する役割です。

その中で、私はWEINメンバーのフォローアップをやりたいと思っています。WEINに参加して楽しい、ワクワクすると思ってもらえるようにしたい。この世界に入ってよかったと思って欲しい。人は未来に対する希望や可能性が見えてこないと生きていけないんです。ですから、そういうものを相手が感じ取れるようなメンター的な役割をしていきたいと思っています。

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-WEINの中でワクワクがどんどん増えたら素敵ですね!ワクワクが増えるためにどんなアプローチを考えていらっしゃいますか?-

キャリアコンサルタントという仕事柄、どうしても相手からのアプローチを待ってしまう部分があるんです。私自身の課題への挑戦でもあるんですが、待つのではなく自ら発信していこうと思っています。「何かあれば私のところにいらっしゃい!」という発信力で、動けずにいる仲間達にもアプローチしていきたいと考えています。その為には、人材部門で積極的な発言をしていくことが必要だと思います。


-私もそうなんですが、イベントに参加するのに「なんだか敷居が高いな」と感じてしまって、最初の一歩を踏み出せないことがあったりすると思うんですが・・・-


それは全部思い込みです(笑)。
人は見てもない聞いてもないことを自分で勝手に解釈をするでしょう。まして自分が痛みを伴うものは見ないし聞かないんです。

人間は自分の欲求が満たされないと事実を捻じ曲げて自分の都合のよいように解釈してしまうんです。それで自分で納得感を勝手に作り出していくんです。
参加しないこと、動かないことに納得するんですね。

でも、その思考はみんなが持っています。まずはその思考があることを知ってみましょう。その上で、一歩踏み出してその場所にはいってみる。そうすると、実際に目に入ってくるもの、耳にはいってくるものが全然違ってくるんです。

もちろん一歩踏み出すのは私も怖いと思います。それでも自分でその場所にはいって確かめることが、知らないことを知り、わからないものに対する違和感を解消することになるんです。だから私は自分でそこに入ります。聞きたいこと、話したいことを話します。今話したらまずいかなと思っても、話します(笑)

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-小笠原さんが今後の人生で、一歩踏み出してチャレンジされてみたいことはどんなことですか?-

今、私は人材育成•組織開発の事業をしていますが、一人でやっているため、年間で600人に関わるのが精一杯なんです。この事業を、今後チームを組んで年間1万人くらいの方と関われるようにしたいと思っています。大きな規模のチームで、もっとたくさんの人と向き合える事業を創りたいと思っています。


私は必ずクライエントに一番最初「なんのために生きてますか」と質問します。だいたいみなさん悩まれるんです。悩んで答えを出されます。でも、この質問には、世界中の人が共通して言う答えがあるんです。なんだと思いますか?


それは「幸せになるため」です。人は幸せになるために生きています。不幸になるために生きている人はいないですよね。世界中の人は幸せになるために生きている。じゃぁ、「あなたにとっての幸せは?」そこを深く掘っていくと、生きていくための目的が言語化されていくんです。
目的を言語化する時は、「ありたい姿」を想像すると見つけやすいんです。自分が幸せな状態はどんな状態だろう、自分はどうありたいだろうと考えていきます。


私の場合は、1つ目は、人と社会のお役に立てる人でありたい。2つ目は、人が喜ぶ姿をみて喜ぶ人でありたい。街をあるいていて全然知らない人が喜んでいても、それを一緒に喜べる自分でありたい。心の余裕をもった人でありたい。そして3つ目が、明るく楽しく元気よく今青春真っ盛りでありたい。青春とは年齢の若さではなく心の若さ。私がなんのために生きているかと聞かれたら、この3つをすぐに答えます。

この3つに近づくために目標があります。ありたい自分になるための目的があるから、目標がバンバンでてくるんです。ちゃんとした目的がないのに目先の目標ばかり作ってしまうとうまくいかないことが多いですよね。

目標と目的は違います。目的がありたい姿で、目標がなりたい姿です。ありたい姿は抽象度が高いもので、なりたい姿は具体的なものです。目標は失敗してしまうことがあります。なりたいものになれないから挫折します。目標の未達は多々起こるんです。

目的である「ありたい自分」は自分の土台になるものです。なんのためにそれをするのか、誰のためにそれをするのか、なぜあなたは生きているのかという、「ありたい自分」の土台がしっかりできてから挑戦することは、その後、ブレることなく前進し続けられます!

「ありたい自分」の目的があるからこその目標なんです。目的がないまま目標を作ろうとするから達成できないことが多いんです。大きな目標にこだわりすぎてもダメです。目標は絶対に達成できる小さなものを設定します。その達成を積み重ねることが自信になり、習慣になるんです。こうありたいと強く想う目的があるからこそ、これでは駄目だ!次はこうしようというPDCAサイクルを回すことができるのです。

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「ありたい自分」という目的は、ずっと目指し思い続けることができるんです。目標を達成しながら、目的に近づいていこうとする過程は楽しいですよね。自分がありたい姿に近づいている状態を感じることができたら、幸せを感じることができるのではないかと思います。

本当に自分のありたい姿をつきつめて生きることを、世の中の人たちに感じてほしいと思っています。もちろんWEINの仲間達にも感じてほしいと思います。

私と同じように、WEINに可能性を感じて参加されている方は多いと思います。では、あなたにとってその可能性とはなんでしょうか。何に挑戦されたいと思いますか?

何かに挑戦をしようと思った時、何のためにそれをするのか目的不在になることが多い。そうすると失敗したら諦めてしまう。目的なくして目標なし。その時に、あなたの生きている目的が何なのか、それを見つけたらめちゃくちゃ強くなると思っています。そこを見つける、そういうお手伝いをしていきたいんです。

その為には、人に話をするのはすごく大事なことです。なぜなら、自問自答では自分が体験•経験した範囲でしか思考できません。もし誰かに話しても自分の意見は変えられないと思うことでも、話すということが大事なんです。自分の意見を全てちゃんと受け取ってもらえる人がいることが、その人にとってのパラダイムシフトを起こすキッカケになるからです。

全ての言葉を受け取ってくれる場所。そこには否定も評価もありません。ありのままのあなたを受け取る安心安全な場所に私はなりたいと思っています。


WEINの掲げる「孤独・退屈・不安」の課題克服の中で、孤独や不安は常に私たちの周りにつきまとってくるものではないでしょうか。それは周りに人がいれば埋められるものではありません。大きな挑戦をしている方は、特に様々な葛藤を一人で抱えていることが多いですよね。

その中で「ありのままの自分を受け止めてもらえる場所」があることは、挑戦されるみなさんの、重要でかけがえのない場所になるのではないでしょうか。WEINが心理的安全性の保たれたコミュニティとして、知識や経験、技術だけでなく、精神面からも挑戦者サポートをする大きな一歩の原動力に小笠原さんがなってくださると信じています!!

今回お話を伺う立場にありながら、どんどんと小笠原さんのペースに惹き込まれ、気がつけば私の悩み相談のようになってしまいました(笑)。穏やかにお話を聞いてくださるところも小笠原さんの素敵な魅力です!

みなさんの「ありたい姿」はどんな姿でしょう?今は全くわからなくて見えなくても、人に話をすると見えてくるものもあると思います。何をしたいかわからない、不安がいっぱい、迷ってる、そんな方はぜひ小笠原さんに相談されてみてはいかがでしょうか。あなただけの「ありたい姿」がみつかりますように。


ライター : 林 知里

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