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裕介、乗ってきました【文・浅井裕介】


地獄を見た

5/20にこちらの記事を書かせてもらった。

麻雀って負けが続くと知らない間にバランス崩れてることあるよね、というお話だ。
少し戦えていない自分に気づき、出来る限りの準備をした。
6月にリーグ戦が3節も開催されるため、ここで大きく負けたら取り返しがつかないかもしれない。


4節終了時
5節終了時
6節終了時

16年間、勝つことも負けることもあった。
しかし6節で400超えのマイナスは初めての経験だった。

さぞかし絶望的な日々を過ごしていると思われるかもしれないが…

実はこの頃には開き直っていた。

これも麻雀である。負けた3節を振り返って、自分の中では受け入れられる出来だった。
そしてリーグ戦以外の公式戦で勝てていたおかげで自信を失わずに済んだのも大きい。

転機

少し前後するが、6月にはインターネット麻雀日本選手権とMトーナメントという対局が始まった。
同一メンツ4名で規定半荘を打ち上位2名が勝ち上がりという形式を「トーナメント」と呼ぶのだが、私はこのトーナメントが大好物だ。
特にオカ無しの順位点5-15ルールが異常なほど好成績を残しており、このルールで行われている麻雀マスターズ・RMUクラウンでは両方過去2回決勝に進出し3度優勝している。

今文章にしていて自分でおかしいと思うレベルで勝っている。

どちらもトーナメント形式で4回勝てば決勝、特にインターネット麻雀日本選手権は5-15ルールで「こりゃどっちも勝っちゃうかもムフフ」と夢を膨らませていた。

リーグ戦でぼこぼこにされている中、まずは順調にインターネット麻雀日本選手権ベスト64・32と勝ち上がり。

そして迎えたMトーナメント初戦。

大暴れのたろうさんを尻目に要所でアガりを決め初戦トップを取り、あとは余裕の通過。

1回戦オーラスのペン3mリーチが全てだった。ドラ表示牌に3枚目が捲れたときはもう吐きそうだったが、よく先にいてくれたものだ。

完全にここから軌道に乗りインターネット麻雀日本選手権ベスト16、Mトーナメント予選2ndを勝ち上がり。

精神的にも完全に山を乗り越えた感覚があった。

勝負の3連戦

7/13~15に大事な大事な3連戦を迎えた。

13: インターネット麻雀日本選手権準決勝
14: A2リーグ第7節
15: MトーナメントFINALステージ

麻雀というゲームで全部勝つのは不可能、そんなことはわかっている。
でも全部勝ちたい、当たり前だ。

初戦はインターネット麻雀日本選手権準決勝。
同卓は渡辺太vs齋藤豪vs岡本和也。

2卓で出場!

最終戦ほぼ渡辺との一騎打ちの着順勝負。

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