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勝手に嫉妬する男、浅井裕介36歳


浅井裕介です。
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渡辺太という男

2023/6/30(金)、Mリーグ2023-24ドラフト会議が開催され新Mリーガーとなる7名が発表された。

有力候補からサプライズまでバラエティにとんだ指名と感じた人も多いのではないだろうか。
Mリーグファンの方々から見て男性で一番のサプライズ指名だったのがおそらくこの男。

渡辺太(最高位戦日本プロ麻雀協会)

麻雀プロ一年目。同じ一年目でもドラフト大本命だった鈴木大介氏とは訳が違い、指名時点で名前を初めて聞いた人も多かったようだ。

しかし彼が主戦場としてきた界隈は大きく沸いた。

彼はネット麻雀界の覇者なのだ。

以前から麻雀プロに興味はあったものの環境が整わず、仕事の整理をつけ上京し満を持してのプロ入りとなったのが今年2月末。

全10リーグある中、上から3番目のB1リーグからの編入となったのが彼に対する評価の大きさを表している。
朝倉康心(ASAPIN)は上から2番目からの編入だったことと比較されることもあるだろうが、当時は全8リーグだったので下から数えてもらえればむしろ太の方が上。
もちろんどちらが上と決めることは出来ないくらい、プロ未経験の選手に対して要は最大限の評価だと考えている。

太の実力を高く評価する麻雀プロは多い。
プロ入り後、様々な勉強会や私設リーグに誘われている姿を見かける。

もちろん私もその中の一人で、すでに何度か勉強会や今期から太が参加した私設リーグ「Sリーグ」でその話を聞き勉強させてもらっている。

しかし、だ。

こちらも16年間自分なりに一生懸命麻雀プロをやってきた。
いくら相手がネット麻雀最強だろうと負けたくない気持ちはある。

というかなかったら終わりではないだろうか?

良いものを吸収させていただき、もちろんこちらもお返しできてお互い強くなりつつ自分はもっと上にいく。

こんな感じを夢に見ていたら。

太はあっという間にMリーガーになった。

ぐぬぬぬぬ。

こうなったら仕方がない。せめて同卓の機会があったらやっつけて自分の糧にさせてもらおう。

そしてすぐに対局の機会は訪れた。

く~~~嫉妬する相手に負け

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