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「松本吉弘初タイトル時に仲林圭が見せた男気行動。そして二人にとっての協会とは?」仲林圭・松本吉弘対談スペシャル企画(1)

近代麻雀note・Mリーガー対談スペシャル企画。仲林圭(U-NEXT  Pirates)・松本吉弘(渋谷ABEMAS)は、お互いにMリーガー、そして日本プロ麻雀協会の看板選手として、これからの麻雀界を引っ張って行くと目される2人である。出会った頃から仲が良かったという2人の、出会いから今日に至るまでにあったエピソードとは。(全3回の1回目/#2、#3へ)
[文・東川亮]


■そのとき、仲林圭は真っ先に会場へと駆けつけていた

――お二人は入会期に5年ほどズレがありますが、最初の出会いって覚えていますか。
 
松本 僕が新人の頃なんですけど、日本オープンというタイトル戦の受付をやっていて、そこに仲林さんがシード選手として現れたんですね。それで僕を見るなり「EXILEみたいだね」って、それは髪型のことなんですけど。

仲林 とんでもないやつですね(笑)。

松本 他の人からしたらとんでもないやつかもしれないですけど、僕はそうやってイジってくれるのが、距離を詰めてきてくれた感じがしてうれしかったんですよね。それからしばらくして仲良くさせてもらえるようになったんですけど、あれがなかったら、仲林さんとこんなに話すようになっていなかったかもしれません。

――仲林さんは、松本さんが入ったばかりの頃から可愛がっていた感じだったんですか?
 
仲林 特にそんなことはなくて、いつの間にか仲良くなっていました。マツ(松本)は僕が知り合いだった最高位戦の坂井秀隆プロにお世話になっていて会うことも多くて、気付いたらいつも一緒にいるようになっていた、みたいな感じです。

松本 坂井さんは僕のことをいろいろな人に紹介してくれた、麻雀界における恩人の一人なんです。とはいえプライベートで付き合いが多い人ってあまりいないんですけど、仲林さん、僕、尻無濱航、菊地俊介っていう4人は専用のグループLINEがあって、そこはいつもやり取りしています。

――仲林さん的にも、松本さんは付き合いやすかった。
 
仲林 マツは人当たりがいいですし、誰に紹介しても恥ずかしくない人間だったんで。でもなんでだろう、いつの間にか仲良くなったんだよな。

松本 やっぱり、面白い人といたいんですよね。仲林さんは「面白い」にかけては協会随一だし、あとは麻雀も強いですし。一番は人なんですけど。

仲林 麻雀が強いと、そこに尊敬とかも加わるよね。

――今だから話せる面白い話、みたいなのがあれば聞かせていただきたいです。
 
仲林 みんなで結婚式に出席した後に、マツの家に泊まりに行ったよね。

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