【失礼ってことはない】

　MリーガーのTier表というのが流行り始めている。
　Tierとは「階層」などを表す英語で、たとえばこのような感じで作られポストされている。

　要するにファンが好き勝手に選手をイジって楽しんでいるわけだ。
　個人的には非常に嬉しく思っている。プロ雀士がここまでになったかと。エンタメ産業に身をおく者としては、本当に感慨深い。今後も好き勝手にどんどんイジっていただきたいとは思う。

　あ、こういうことを言うと「お前、普段言ってることと違うだろ！」という絡み方をしてくる人がいるので断っておく。
　たとえばAさんが大嫌いなBさんだけをランク「F」にして、他の選手をすべて「S」にして「あんたと他はこれぐらい実力差があるんだよ。これ見て自覚しろ」みたいなことを本人のリプ欄に言いに行くのは「イジメ」であり「嫌がらせ」であり「言葉の暴力」である。もちろん、相手の器の大きさ次第ではあるが、告訴されて金を取られる可能性もかなり高いので「道徳」がない人は「金を取られる恐怖」を基準に考えるようにしたらいい。
　とまあ、他のプロの世界や商品など、様々な業界でこういうものが作られているし、まったく問題ないというか、プロ麻雀界もその仲間入りをしたのだと思っている。
　ただ、中にはなんでも「ガチ」でやろうとする人がいて「自分が思う強さランキング」を作っている人もいる。

　そしてこれも全く問題ないのであるが、一部で軋轢が生じているようなのだ。

　分かりやすいのは「自分の好きな選手」や「自分が強いと思っている選手」が下位にランキングされていて腹立たしい、という感情だろう。
　そこでファン同士がケンカっぽくなってしまうのもしょうがないと思う。これも他の業界でよくあることだし、何らかの試合をやって勝ち負けを競うことをエンタメにしている以上はなくならないというか、それこそが文化や娯楽の一部でもある。
　だからこれ、選手に対して失礼だとかは思わない。ただ、表によっては不快に思う選手やファンはいるだろう、という話ではないだろうか。そして「X」でそれを発表するぐらいのことは、別に問題はない。誰だって、何かしら他人が不快に思う発言はしてしまうわけで、多少はしょうがないだろう。
　ただ、私たちのような「関係者」がやると、選手との人間関係がギクシャクするから、あまり「ガチ」なものは作れない。そして「麻雀」である以上は「実力」を表す「表」は「成績表」以外に作れないというのも、また真実なのだ。

【アサピンの発言】

　私が発見したやり取りの中にこういうのがあった。喧嘩ではなく、議論のようなことが行われている。