男性ですか？女性ですか？と聞かれたら、
ちょっと嫌だなと思いながら、女性ですと答える。
男性ですかと聞かれたら少し嬉しく、いいえと答える。
私は背が小さい。現実は156センチで夢は180くらいになることだった。
しかも少し前ではたいそう痩せっぽっちだった。
小さく痩せっぽっちだったせいか、子供の頃も大人になってから付き合った恋人たちにも、わりと可愛い服を勧められることが多かった。
可愛らしい腹は嫌いではない。
フリルもロングスカートも花柄も。でもそれと同じくらい男性用のパーカーや大きめのズボン、キャップを男の子のように身に付けるのも好きだ。
例えば女子トイレでぎょっとされることも少なくない回数あるし、先日アップした顔写真で「女性だと思ってたけど男性だったんですね」と言われるくらいには中性的なんだろうと思う。
ただ、アップした写真で私はかなりいかついツーブロックだったことを考慮して。
友人が『今日は女性度が○%って感じで、両方の性が自分にある感じ』と自分のことを説明しているのを聞いて、なるほど！と思った。
その子も性がとても揺らいでいるように見えて、なんだか私と似ているなぁと親近感を覚えていたのだ。
そうだ、そうだよ。
性別なんてその程度のことで良いのに。
なんか目が覚めた気がした。