木下龍也

短歌をつくっています。

木下龍也

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マガジン

  • だるだるどりるろぐ

    木下龍也エッセイ集のようなものです。随時更新。

  • 言葉と創作について考えていること

    • 50本

    作家/はあちゅう、文鳥社/牧野 圭太、コピーライター/長谷川 哲士、歌人/木下龍也 による言葉と創作についてのマガジン。

最近の記事

ヴィレッジヴァンガード限定コラボしおり配布店舗一覧

こんにちは。1月下旬より40店舗以上のヴィレッジヴァンガードさんにて『天才による凡人のための短歌教室』を限定コラボしおり付きで販売させていただけることになりました。この機会にぜひお読みくだされば幸いです。しおりの文字はヴィレッジヴァンガード下北沢店の長谷川朗さん(穂村弘さんとの共著絵本『しんかんせん!』発売中)に書いていただきました。 以下が店舗一覧です。 現状、本が届いていないお店もございますので気長にお待ちください。 北海道 new style札幌ピヴォ 北海道 ヴィ

    • 村上春樹さん作中の短歌を勝手に推敲してみた

      『天才による凡人のための短歌教室』 (木下龍也著、ナナロク社刊)発売記念企画 【村上春樹さん作中の短歌を勝手に推敲してみた】 【はじめに】 村上春樹さんの短編小説集『一人称単数』に収められた小説「石のまくらに」には、ちほという人物の歌集『石のまくらに』(全48首)から8首引用したという設定で短歌が登場します。大変恐縮ですが、それらの短歌を村上春樹さんのファンである僕なりに推敲してみたいと思います。 【1首目】 あなたと/わたしって遠いの/でしたっけ? 木星乗り継ぎ/でよ

      • 著書一覧

        はじめまして。歌人の木下龍也です。 下記、自己紹介の代わりに著書を並べておきます。 第一歌集『つむじ風、ここにあります』 https://www.amazon.co.jp/dp/4863851111/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_TgcaFbV9M9M6B 第二歌集『きみを嫌いな奴はクズだよ』 https://www.amazon.co.jp/dp/4863852223/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_6KgaFb0HNMX4J 共著歌集『玄関の覗き穴

        • 短歌を売る。

          あなたのための短歌、ということで短歌の販売をはじめました。 なにかひとつお題かエピソードをいただいて、便箋に書いた新作1首を封筒でお送りするというものです。これまで少なくない数の短歌をつくってきましたが、ひとりのために短歌をつくるということはほとんどなかったのでどきどきしています。 残念ながら現在は販売を中止している枡野浩一さんの「名前短歌」を(勝手に)参考にしました。枡野さん、すみません。 価格については信頼できる友人に相談し、僕の年齢(29歳)×100円としています

        ヴィレッジヴァンガード限定コラボしおり配布店舗一覧

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        • だるだるどりるろぐ
          14本
          ¥700
        • 言葉と創作について考えていること
          50本
          ¥2,000

        記事

          僕の第一歌集を差し上げます。(100名に達したので募集を終了しました)

          第一歌集『つむじ風、ここにあります』については出版条件に著者買い取り(献本用)というのがあって、それで買い取った分が現在でも僕の手元に100冊ほど残っています。ので、ほしい方に差し上げます。cnyrp768@yahoo.co.jp までご住所とお名前をお送りください。 ここからはできればなのですが、学生の方、読んだことのない方、感想を何かしらに書いてくださる方、のいずれかということにさせてください。ほしいけどもらうのがこわい方は本屋さんやAmazonさんで買ってください。

          僕の第一歌集を差し上げます。(100名に達したので募集を終了しました)

          自由律虚無俳句集

          Twitterの木下龍也自由律虚無俳句集というbotで流していたものをまとめました。120句です。(botは飽きたので削除しました) あんたの幕府なんて大嫌い テレビが落ちてくるけど近道 たぶん壊されるからあらかじめ壊れておこう このあとスタッフをおいしく抱きました すべてを疑え、という言葉は信じるのか やまびこがいまさら 三つ編みだが老婆だ 目覚めれば透明になる水色の夢 弟子っていうか手下じゃん 恋をしてもいいか心臓に相談する マリオの靴下に染み込むク

          自由律虚無俳句集

          迎撃ミサイル妹

          妹が迎撃ミサイルとして発射され、母は死に、父は蒸発した。

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          迎撃ミサイル妹

          硬直×3

          硬直してしまうことが多々ある。

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          ペン先に虫

          ペン先にユスリカがとまっていて何も書けない。指で弾けば壊れてしまうような小さな虫だ。殺したってよかったし、息を吹きかけて飛ばしてしまうこともできたが、その瞬間はそんな気になれなかった。ペンを机に置き、書くのをあきらめ、静観することにした。

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          ペン先に虫

          眼鏡を買う

          健康診断で視力が0.5と0.5になっていてそういえば確かにあの壁掛け時計の数字が全然見えないなと思ってたらその時計にはもともと数字がなかった。

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          眼鏡を買う

          ねむい冬ねむい

          第一歌集も第二歌集もあとがきを一般的な歌集のあとがき(お世話になった◯◯さん、ありがとうございました)のようにはしなかったから次の歌集はどうするんだろうと他人事みたいに思っている。 第二歌集のあとがきはいくつか書いてあれにした。ボツにしたやつをここに載せておく。さかのぼれば僕のTwitterでも読めると思う。

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          ねむい冬ねむい

          通常の舌を持つ者

          冬、僕は猫舌なので熱い食べものについて心のなかで「くそ…まだ熱いじゃんか、くそ…ちくしょう…いつまで熱いんだよ、ああ地獄だ」と思いながら食べている。

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          通常の舌を持つ者

          審判

          うまくやれることについてはどうやればいいんだっけなんて考えるまでもなく頭や身体が覚えているから少々のチューニングは必要であっても基本的にはどうやればいいんだっけなんて考えずに済む。

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          東京

          浴室乾燥機の音がうるさくて眠れなかったり、でもその音がないと静かすぎて、今度は頭のなかがうるさくなってきて眠れなかったりしている。

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          むこうで歩く

          僕が東京へ引っ越す数日前のこと。

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          弱点にキス

           弱点と手を繋いで歩いたり、弱点と人前でキスをしている人をたまに見かけるんだけど、これまでよくぞご無事で、と思ってしまう。

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