中国趣味人コミュニティ(毛友会)再建の呼びかけ

 毛友会に集っていたみなさんにお知らせします。私たち、毛友録編集部(帰の国屋)と毛友会初期メンバーは、不当に“解散”させられた毛友会を再建することを宣言します。

概要

 3月16日午後、毛友会は、元リーダーのA君(ネット名son4, 現:西方红)(@xifanghong) ( https://twitter.com/xifanghong )が突如としてLINEグループから全員を追放したことで、消滅しました。この行いは、正当な資格も理由もない暴挙です。A君に抗議します。
 事態を知らない方にとっては、A君を非難することにためらいを感じる人もいるかもしれません。しかし、毛友会の運営に深くかかわってきた者としては、A君のふるまいはこの間他人を徹底して愚弄したものの積み重ねであり、認めるわけにはいかないものです。以下、この間の経緯を説明するとともに、今後の再建の方針を明らかにします。
 A君は我々の古い友人であり、かねてから様々な悩みを抱えていたこともよく知っています。我々の中には彼の転職活動を長らく支援し、今回の転職に結び付けてきたメンバーもいます。そもそもA君がグループの運営にかかわるのに困難を感じるのなら役割を周囲のメンバーに移譲することで迷惑をかけないようにすればよいのであり、我々も直接に何度もそのように意見を述べ、援助の手を差し伸べてきました。しかし彼は役割を果たすことも移譲することもせず、ついには自分勝手にもグループから全員を追放し、周囲のメンバーの善意を決定的に裏切る挙に出てしまったのです。このような他人との信義に背く人物に、居場所は無いということを苦渋を以て表明します。

毛友会で何が起きていたか

 毛友会は、A君と初期メンバーが、日本に上陸した新興の中国本場料理店の情報を交換するコミュニティとして、2015年12月にLINEグループの形式で設立されました。また、毛友会の情報交換の成果を集約して世に問うたコンテンツとして、同人誌「毛友録」をとりまとめて発行してきました(これまでに4回発行)。なお、途中から事業部門を区別するために、毛友録の編集部として「帰の国屋」を立ち上げ、毛友会の中心メンバーが同人誌の発行に携わってきました。
 毛友会は、興味のある人ならだれでも加入させるという開放的な方針で運営され、近日では会員数が120人を超えるところまで達していました。A君は、創設者であり、途中まで「帰の国屋」編集長も務めていたので、A君は毛友会のリーダー格でした。
 毛友会は、前述の通り日本における中国美食趣味の情報交流やその他関連する話題を語らう場として設置・運営されてきましたが、近年ではその変質と言わざるを得ない状況が進行していました。誰でも入れるし、発言の最低限のルールもないという粗放的な方針で運営してきた結果、中国美食とはほとんど関係の見られない、ごく少人数の「内輪ネタ」によりメッセージの大部分が占められるなどするようになりました。これと同調するように、有益な飲食店情報を提供する人は減り、むしろ内輪の「ネタ」や「ノリ」を「消費」するだけの人が増えてきました。情報交換の空間としての価値が相当程度毀損されていたのです。
 こうした展開に対し、多数のメンバーを勧誘してきたA君にはリーダーとして情報交換の活性化をはかることが期待されていました。しかし、A君は毛友会のLINEグループの発言が会の主旨から著しく逸脱しても一切たしなめないなど、しだいにグループの運営を投げ出す姿勢が目立ってきました。この間に、こうした状況を好ましく思わない人が散発的にグループを脱退するようになっていました。毛友録編集部や初期メンバーからは何度もA君に向けて事態を改善するように働きかけましたが、なしのつぶてでした。
 A君がコミュニティ運営を放棄し、コミュニティ外の人に迷惑をかけてしまった事案を一つ指摘しなければなりません。2019年2月に、A君がある人物を毛友会に加入させましたが、その人物のめざす方向性が毛友会と一致していなかったのにもかかわらず調整なしに加入させたために、他の会員と軋轢を生むようになりました。この時、毛友録編集部と初期メンバーはその人物との対話も含めて事態の収拾につとめていましたが、そのさなかにA君は会から断りなく脱退してしまったのです。我々はこの時点でA君はリーダーの地位を明確に投げ出したものと認識しています。その人物を加入させて双方に迷惑をかけているのはA君なのですから、この事案は本来、A君が双方に謝り、その人物に礼儀を尽くして退会していただくのが筋でした。A君はしかし、A君自身がその人物を退会させよという複数人からの指摘にも応えず、最終的には一般の会員が強制的にその人物を除去するという、著しく礼を失した結末に帰着しました。その直後、A君は自分への責任がまるでなかったかのように歓喜の意をチャット上で表明し、何ら反省することなく毛友会に復帰しました。
 この経緯を見て毛友録編集部・初期メンバー有志は驚きあきれましたが、もはや有効な対応をとることができませんでした。なぜなら、会員数が水膨れし、会の運営に責任を感じず、ネタやノリを消費する場としか思っていないメンバーが増えていた結果、毛友会では、なんでもなあなあに済ませようという空気が支配的だったからです。我々はこの件を、A君にしっかり責任を果たす方向で立ち直ってもらう契機とすることができませんでした。
 ここまで非礼と運営投げ出しを重ねたA君に我々が望んだのは、リーダーの地位から降りたのだから、もう余計なことをせず、他の運営メンバーの意見を尊重し、1メンバーとして邪魔しないでいてほしいということでした。 
 ところがA君は、すでに会運営への意欲を失い、リーダーの地位も投げ出していたにもかかわらず、3月16日午後に、メンバーの意見を一つも諮ることなく、毛友会から全メンバーを追放するという予想外の挙に出たのです。

帰の国屋における職務放棄

 A君のグループ運営意欲の喪失はLINEコミュニティのみならず、同人誌発行事業である毛友録編集部(帰の国屋)の実務にも及んでいました。私たちは、これは毛友録編集部の内部の問題であり、A君の体面を害さないためにも、これまで外に持ち出さないよう慎重に扱ってきました。しかし、我々がなぜA君の問題を友達同士の小噺としてなあなあにできないのか、また我々がなぜ毛友会を無かったことにできないのかを知ってもらうために、ここで具体的に説明せざるを得ません。A君はこの間、「帰の国屋」の職分を繰り返し放棄し、毛友録の円滑な編集・発行を妨げてきました。それを参考までに下に列記します。

・2018年8月に発行した第3号において、A君は編集長であるにも関わらず正当な理由なく編集に着手せず、編集作業を編集部員B君が短期間に一人でカバーすることを余儀なくされた。
・2018年12月に発行した第3.34号においても、編集部員が作業を進めていたところ、発行8日前からA君は編集グループの連絡に一切応じなくなり、発行資金やこれまでの編集ファイルにアクセスできなくなる結果を招いた。この時は他の編集部員がカバーして、急ぎ執筆とデザインをして毛友録第3.34号を発行してしのいだ。
・コミケット95において、A君は申し込み責任者であり、サークルチケットを所持していたにもかかわらず、事前に約束した受け渡しの場面に持参せず、サークル出展に多大な影響を与えた。
・2018年12月の一件で編集部員はA君を編集長から解任した。これを受けて、これまでの資金を移管するよう要求し、彼も編集部員の面前でそれを約束した。しかし、その後A君は度重なる文面・口頭での請求に対しても正当な理由なくこれを拒み、いまにいたるも売上金は一度も振り込まれていないし、最近では個別の連絡にも応じていない。
・そもそもA君は第3号までの会計を明らかにしておらず、これまでの収益の用途の検討に困難をきたしている。
・A君はコミケット96への申し込み封筒を所持していたにも関わらず、締め切り2日前まで編集部員との連絡を欠き、円滑な出展申し込み手続きを妨げた。
・編集部で第4号の発行を企画しており、第1,2号の内容をリメイクするので原稿ファイルを引き渡すようA君に要求しているが、正当な理由なくこの要求に応えていない。

 我々は引き続き、A君に約束のすみやかな履行を求めていきます。

これまでの再生への取り組み

 これまで見てきたように、A君は、会の責任ある立場として、コミュニティ維持・発展の面でも、同人誌編集・発行の面でも、必要な役割を果たさない態度が目立ってきました。これに対し、毛友録編集部(帰の国屋)の他のメンバーと毛友会初期メンバー有志は、A君に頼らないで会を運営していく方途を検討し、実際に同人誌発行の場面では権限の移管をほぼ完了してきました。
 次は、A君が運営を放棄していたコミュニティの再編成に手を付ける段階に来ていました。我々は、あくまで友人A君の立ち直りを応援する立場から、まずA君自身が責任を果たすよう求めました。しかし、ネタとノリを消費するだけのメンバーに囲まれて安住したと錯覚したA君は、我々の諫言をまったく意に介さず、むしろ言外に私たち友人の神経を逆なでする言動を重ねるようになっていました。彼自身が、古い友人の善意の忠告を疎ましがった先に、不当な全員追放に行きついたのです。コミュニティ再生の取り組みを進めようとした矢先に、全員追放という形で無かったことにされた悲憤を我々は決して忘れません。
 毛友会は様々なメンバーの所属する、多様な団体でした。その中には様々な関係があり、当然、毛友会によってできたつながりもあります。それがA君による「グループの破壊」という行為によってバラバラにされました。毛友会によって生じた人間のつながりを破壊する行為は所属する会員120名の人格をおよそ尊重しない態度であり、裏切り行為といっても過言ではありません。
 いまひとつ指摘しなければならないのは、A君がLINEグループから全員を追放したという重大な裏切り行為をはたらいた後も、他のプラットフォームの毛友会グループチャットに居座り、メンバーに謝罪するでもなく居直る発言を行っていることです。古くは毛友会設立以前からA君と行動してきた人もいる我々として、反省の色のまったくない浅ましい態度はかつてのA君に似つかわしくなく、あまりの変貌に驚いています。

毛友会再建方針

 新しい毛友会は、原点に立ち返り、日本における中国本場料理店の情報を交換する場、興味のある人がゆるやかにつながる場として有効に機能する会にします。また、そこでの情報交換の成果が、帰の国屋の発行する毛友録にフィードバックされるものとします。中国に関係する話題を広く扱う場でもあろうとします。しかし、内輪ネタを繰り出し、他の広範なメンバーの参加への意欲をそぐような行動を行う人はお断りします。
 また、これまでの毛友会の運営体制が不明確だったゆえに、リーダーですらなくなった人間によるコミュニティ破壊を許してしまった反省に立ち、確かな運営体制を打ち立てます。
 それを具体化したのが以下の「会の趣旨」と「発言のきまり」です。

会の趣旨

・毛友会の存在意義を「中華圏を中心とした趣味者界隈のための情報収集、および定期交流の場」とする。
・定期交流の場として、人民焼肉(バーベキュー)や、中華料理店の訪問などを行い、定期的にメンバーが交流できる場を構築する。
・定期刊行物として、「毛友録」を発行する。

発言のきまり

1. 毛友会会員は、お互いを尊重し、友好的に接するよう努める。
2. 他の会員に対する尊敬の念を忘れない。他のメンバーを尊重しない言論は許容されない。
3. 性的・暴力的発言、ハラスメント、ヘイトスピーチ等、一般社会においてふさわくしくない発言は許容されない。
4. 可能な限り「中華圏」という大枠から外れないように心がける。多少の逸脱は気にしないが、大きく外れそうな場合、個人的なオフ会の調整等は全体のグループ上ではなく、個別で対応することが望ましい。

運営グループ

1. 帰の国屋編集委員会
Йоппэни(クレムリン、@itoscarlet_reki)
onorikae(@onorikae)
芙蓉(@Fuyo_371)
ふどあ(@fd_a_)
2. 毛友会初期メンバー有志
YZ22_334251
seraphim(@seraphim1925)
ちゃふぐれねーど(@Grenechaff)
パルミラ(@rekisilove1)

再建した毛友会への加入の仕方

 今回の一件を受け、毛友会への加入方法は以下の通りとします。
① ЙоппэниにTwitter DM(@itoscarlet_reki)またはメール(yoppeni980228@outlook.jp)、LINE、WeChatなどにより加入申請を行います
② 上記会の趣旨および発言のきまりについてご賛同いただけることを確認したのち、LINEおよびWechatグループに追加します

 なお、すでに存在しているWeChatグループおよびそのバックアップは引き継がず、新WeChatグループを設立する形を取ります。そのため、既に毛友会WeChatグループに参加されている方も、改めて上記の手法によって加入申請を行うこととなります。WeChatとLINEの加入申請は同時に行うことが可能です。

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