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Minecraftの有名なサーバーソフトの違い

はろーわーるど

種類によって何か変わるの?

サーバーソフトによっては、脆弱性が多いソフトやその対策をしているソフトやModサーバーを立てるソフトなどが存在します。
すべて解決できるソフトは知りませんが、自分のしたいことに沿ったソフトを選ぶことがおすすめです。

サーバーソフト (普通のマイクラ鯖を運営する)

Minecraft公式鯖

Minecraftの開発元「mojang」が、公式として提供しているサーバーソフトです。シングルプレイとほとんど同じなので、バニラサーバーと呼ばれています。
公式サイトから入手可能ですが、公式サイトを見ると最新のマイクラサーバーのみ取得可能です。
古いバージョンのバニラ.jarを手に入れるには、公式マイクラランチャーのバージョン構成のページに「サーバー↓」というボタンがあるので、押すことで古いバージョンのバニラ.jarを手に入れることができます。

Bukkitサーバー (開発終了)

マルチプレイを実現するためにBukkit Teamによって作られたオープンソースのサーバーソフト。
実は、Bukkit鯖ではなくCraftBukkit鯖であるが、略称としてBukkitとして使われている。
Plugin開発者向けに幅広いことができるAPIを頻繁に更新されているため、現在でも多くのユーザが利用しています。
また、バージョンに捕らわれないことができるので、古いマイクラ関係のplugin開発者に人気なサーバーソフトです。

SpigotMCサーバー

CraftBukkitを拡張したサーバーで、拡張前のBukkit鯖よりはパフォーマンス向上があるソフトです。
Spigotサーバーを起動すると、専用のspigot.ymlというファイルが生成され、細かい設定ができるようになります。
Bukkit APIで作成したプラグインもSpigotサーバーで使えます。ですが、使えないこともあるそうです。有名な、BungeeCordの開発元もSpigotMCです。

ですが現在では、いろいろな脆弱性が見つかっており、使うならPaperMCのほうが推奨されてたりします。というかPaperのほうが軽いです。

※SpigotMCは著作権の関係で、ビルドしないとサーバーが作成できません。

PaperMCサーバー

Spigotサーバーから派生したサーバーソフトです。
Spigotサーバーよりは、パフォーマンス改善(軽い)があります。
PaperMCにもAPIがあり、Spigot APIより追加要素や作成時にちょっとわかりやすくなるみたいな点があります。

プラグインが入れられてマイクラサーバーを作りたいならPaperサーバーを立てることをお勧めします。

Pufferfishサーバー

PaperMC派生の高パフォーマンスが特徴のサーバーです。
現在は、下記のPurpurMCサーバーに一部統合しています。

PurpurMCサーバー

SpigotMCの派生でできたPaperMCとPaperMCの派生で高度なパフォーマンスを得られるPufferfishの派生のサーバーです。

Pufferfishは外国のサーバーでよく用いられているサーバーMODで、高度なパフォーマンスを得られるサーバーMODとして有名です。

PurpurMCサーバーは、派生しまくっててよくわかりませんが、簡単に言うと「PaperMCがさらにパフォーマンス改善したような感じ」のサーバーです。

マイクラModで遊ぶ場合のサーバーソフト

Forgeサーバー

Modで遊ぶときによく見るForgeのサーバーソフト。
ゲームやプレイ補助などのたくさんの種類があるMinecraft Forgeが作成したModプレイをするためのサーバーです。
クライアントModではなく、サーバーModを導入して使用でき、サーバーModを導入している場合は、Forgeを使用して、同じModを導入しなければ参加不可能。

Fabricサーバー

FabricのModはほとんどFabric APIが必要となるが、そのFabricを使用したサーバーです。
FabricはForgeほどサーバー専用Modがなく、プレイヤー補助が多いModです。

その他

Spongeサーバー

Bukkitとは別のAPIを使用するサーバーです。Bukkitの開発停止後に作成されました。
現在は、普通のバニラを遊ぶことができる、「SPONGE VANILLA」とForge Modを使用できる「SPONGE FORGE」があります。

Arclightサーバー

Forge ModとPluginを導入できるサーバーです。安定性は分かりません。
BukkitプラグインとSpigotプラグインの両方を対応しているサーバーです。
試したいときは、自作する前にAternosのサーバーModにあるので、試すのはありかもしれません。

Proxyサーバー(マイクラ鯖を複数建てたい場合)

そもそもProxyサーバーについて

Proxyサーバーとは、プレイヤーとサーバーの間に設置するサーバーのことです。プレイヤーから受信された情報をサーバーに送信する中継サーバーのことを指します。

Proxyサーバーを通すことで、サーバーへの不正なアクセスやサーバー攻撃等を守る役割があるのでセキュリティを向上させることができます。

BungeeCordサーバー

一番最初にできたマイクラProxyサーバーです。
Proxyサーバーなので、このサーバー自体にマイクラ要素はあまりありません。config.ymlから複数のサーバーのIPとポートを設定することで、サーバーに接続した場合に、プレイヤーが切断することなく別のサーバーに接続できるようになります。
なお、BungeeCordでは、online-modeをOFFにするため、怪しいユーザの入退出がしやすくなります。この対策については下記の別ソフトで話します。

下記のサイトでBungeeCordについてや危険性に書かれています。

Waterfallサーバー

BungeeCordの派生サーバーです。パフォーマンス改善で少し軽くなっています。
ですが、BungeeCord対応のPluginが使えない場合があります。(BungeeTabListPlusなど)
これも、BungeeCordの派生なので、脆弱性が確認されています。

Velocityサーバー

BungeeCordやWaterfallとは別として、独自で開発されたProxyサーバーです。
BungeeCordやWaterfallで確認されている脆弱性が修正されてたりしますが、Velocityサーバー対応のプラグインが少なかったりします。(BungeeCord対応のプラグインが対応していない場合がある)
公式サイトでは、

Velocityは、最新の高性能プロキシです。パフォーマンスと安定性を念頭に置いて設計されており、独自のPluginを備えたWaterfallの完全な代替品です。

https://papermc.io/software/velocity

と言ってたりするぐらいなので、安全性はあります。
Velocityに移行しているサーバーも多いです。

脆弱性について

BungeeCordとWaterfallでは以下の脆弱性が発表されています。

https://github.com/wodxgod/Griefing-Methods/blob/master/Exploitation/UUID%20Spoofing.md

この脆弱性は要するに、「online-modeをOFFにしているせいで、マイクラ開発の元であるMojangのセッション認証が行われなく、悪意を持ったプレイヤーが任意のユーザ名を使用してサーバーにログインできてしまう」という脆弱性です。

この脆弱性で起こる事態については、「アカウントが乗っ取られてないのにもかかわらず、自分が参加していないのにサーバーにいる状態」を作れてしまうということです。

名前を騙り、悪意のある行為をすることで、管理者が勘違いをし、悪意のあるプレイヤーをBanすると、参加していないのに関わらず誤Banが発生したりします。

Velocityではこの事態が行われないような対策があり、BungeeCordやWaterfall向けのBungeeGuardという対策プラグインが発表されています。

VanillaCordサーバー

バニラサーバーとProxyサーバーを接続するためのサーバーです。

その他

公式BEサーバー (BDS)

Bedrock Editionの公式サーバーです。
普通のバニラをプレイできますが、プラグインが導入不可能です。

https://www.minecraft.net/ja-jp/download/server/bedrock

PMMPサーバー

公式よりもパフォーマンス改善やプラグインの導入が可能になるサーバーです。
ホワイトリストや細かい設定が可能になるサーバーです。

Nukkitサーバー

Javaで書かれている統合版のサーバーです。動作が安定して高速です。
Nukkitのプラグインを導入できます。

Mobがスポーンしないときがある

公式BEサーバー以外のサーバーを使用したときに、Mobがスポーンしない不具合がありますが、プラグインで解消できます。

https://poggit.pmmp.io/p/PureEntitiesX/0.6.0

Mobがスポーンしない不具合について


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