控訴で考える

3人殺害で無期懲役を言い渡された男が「自分は統合失調症ではない」と主張して控訴したとの報道を見た。


殺害3人で無期、弁護が成功したほうだろう。
ここで控訴するのは死刑希望と同じ。
株札で言えばオイチョやカブから3枚目を引いている状態だ。

この控訴自体が、被告の狂気を証明しているとも言える、のか???

で、被告は死刑になってでも「俺は統合失調症じゃない」と主張したいわけで、これは示唆に富む。

娑婆で、犯罪もない、医学的にも素人目にも明確に統合失調症である人に「おまえ統合失調症だから」と言うと、どれぐらい本人は納得できるんだろう?

認知症も同じだ、「おまえ認知症だから」と言われて、どれだけ辛いだろう。

いきなり幼児語で話しかけられる。
身体的不調があっても妄想で片付けられる。
私有財産は勝手に処分される。
介護士が金品を持ち出しても妄想だと。
薬を飲まされると余計にボンヤリするので服薬を断ると、紐で縛られる。誰が助けてくれと泣いていたら、さらに薬を飲まされる。

脳の病気なので、現実と不安、思考と言葉、時間の経過、などがバラけやすい。病気だと言われても自覚が難しい場合もある。

にもかかわらず「自分で病気を認めないのはけしからん」と暴行されるのは、いかがなものか?

病名を自覚し受け入れ安定した生活を送ること、医療や福祉が阻害している。

ヤフコメでは、施設職員が障害者を殺すたびに「毎日、噛まれて暴行されている施設職員の人権は?」が投稿されているが……
もしも高齢者や障害者に暴行されるのが本当なら、その職員が虐待やってるのが理由だ。単純な話。あとは作り話だろ。

(現場を知らないサヨクが綺麗事、との反論が定番だが、1に私は統合介護も施設職員も経験有、2に今どきの左翼は人権擁護しないw)

「障害=人権停止」
「病気や犯罪被害の訴えは妄想」
こういう思想が、患者を追い詰め、税金で職員に暴行させる状況を作る。
また「妄想」で片付けるのが可能なら、教師の犯罪被害に遭った子は次々と発達障害にされるし、福祉職に金盗まれた人は精神障害にされる。

「障害=もう人ではない」
公務員や福祉職や政治家の対人支配欲がハッチャケてしまい、障害者を量産している今の世の中。死刑でもいいから統合失調よばわりするなと控訴した殺人犯の粗野な行動、大いに考えさせられる。

追記
日弁連は、死刑回避で「精神疾患」を利用したら、その分だけの迷惑料を全国の精神患者に支払うべきだと考える。
精神患者に対する役所や病院の人権侵害は「キチガイのタワゴト」として門前払いする癖に、自分たちの政治運動で殺人犯の死刑回避を訴えるときには「精神疾患」を使いまくる。
精神病への社会的偏見、かなりな比率で日弁連が作っていると言える。
「精神疾患」なる名さえ、患者は弁護士に奪われて悪用され、搾取されているわけだ。

患者家族である俺が、弁護士批判を公に書くこと自体「この先、何があっても弁護士の世話になる可能性はない」と判断しているわけだwww。これまで幾ら払ったかw
日弁連から「あの人たちは人権ないから」と鼻で笑われているのが精神患者だ。私は患者に味方する家族として、弁護士と戦う。
(民事なら本人で勝ったことあるが……w)




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