コーナンのお姉ちゃん

1年ほど前、コーナンの店内放送のナレーターに新しい人が加わった。

ゴルゴ13のさいとうたかを氏もそうだし、畏友・毎日の花牟礼さんも、我が家も、いったい何割いるのか見当もつかないぐらい多い「和歌山から堺に出てきた」1人が、コーナン商事の創業者さん。

だから分かるんだ、あの何とも言えん、コンプラの時流には合わないアバウトな温かみwww。全国的大企業になって、いくら巨大化しても「垢ぬけやない」「まぁ頼んどか」的な、いいかげんさと人懐こさが、コーナンにはある。

そして、その店内放送は、紀州人の遺伝子に刷り込まれたアバウトさを必死で隠すように、妙に礼儀正しい、落ち着いた、折り目正しいものが続いてきた。(それも分かるんだ、死んだ親父も背伸びしてた)

変化があったのは、昨2023年の春か。
落ち着いた女性声優に加え、新たに若い女性声優を起用された。
ひたすら元気よく、悪く言えば馬鹿っぽく、人懐こく、読み上げる。
年中クリスマスのようなフリー音楽素材「アイドル」の軽快な曲に乗って、早口で「おきゃくさまああ」と媚びてんだか訛ってんだか分からない呼びかけ。

これが非常に心地良い。

コーナンにはよく居る、商品知識には難点はあるが、面倒がらずに探し物してくれるバイトのお姉ちゃん。奥の「PRO」棟で、ガテンのおじさま相手に丁々発止やってるコーナンのお姉ちゃん。あの元気なノリを見事に再現しているわけだ。

どういう方が読んでいるのだろう? この1年ぐらい探していた。
少しずつ新規の録音が増え、最近は創業祭告知で2人の掛け合いも始まったので名前が判明した。「ゆい」と言うらしい。
検索したら「西田ゆい」氏という新進声優が録音していたようだ。
京都府出身で、伏見のコミFMにも出演されている由。
なるほど同郷か、僕の耳に心地よいわけだ。
(京都南部もアバウトで人懐こい気風はある)

西田ゆい氏の、今後の御活躍に大いに期待するとともに、コーナンは大企業病に罹らないようにしてほしい。コーナンに高級感など誰も期待してないからなw

取って付けたような礼儀正しさが(店内放送にだけ)あったのが、フレンドリーに変わってきたということは、これは世代交代なんだろうか。もう堺ではなく北大阪の会社になっている。

Twitterでは同社広報マンと親しくお話しいただいた。僕が垢剥奪された後、何やら炎上してたが、元気してるかな。気にすんなよ、時々ヤラカスぐらいでええねんw

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