初のオープンオフィスを開催しました！

2023年11月2日 15:31

先日、木下商会が移転リニューアルに携わらせていただいたオフィスで、木下商会初のオープンオフィスを開催しました。
当日は非常に多くの方にご来場いただき、盛況のまま終えることができました。ありがとうございました！

会場となったオフィスのご紹介と、当日の様子をお届けします。

オフィス概要

今回のプロジェクトはIT企業であるデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社さまのオフィス移転リニューアルです。

移転前は歌舞伎町にオフィスを構えており、ご相談をいただいた当初は3フロアを2フロアに減床とリニューアルを検討されていました。
しかし、打ち合わせを重ねるなかで、どうせやるなら思い切って！という方向転換、さらに、役員の方が商談でたびたび訪れる日本橋の雰囲気が気に入っていたということもあり、日本橋への移転リニューアルに踏み切ることとなりました。

オフィスの坪数は約90坪。
全体で100名ほどの社員さんがいらっしゃる会社ですが、リモートワークが浸透しているため、日常的にオフィスに出社するのは20〜30名だそうです。
そのため固定席は設けず、全体を50席ほどのフリーアドレスとしました。

コンセプトは「秘密基地」

今回のオフィスのデザイン・設計コンセプトは「秘密基地」です。
プロジェクトのご担当者様が遊び心のあるデザインがお好みだと伺い、普段は（やりたくても）なかなかできない思い切った提案をさせていただきました！

例えば新たに壁を立てて入り組んだつくりにしたり、隠し扉を設置したり、死角になる席をつくったりと「秘密基地」らしい設計となっています。
詳細については別途ポートフォリオをアップ予定ですので、そちらからご覧ください。

秘密基地をつくるように素材を選ぶ

たくさんの素材を使い分けているのも、「色々なところから集めてきた素材で秘密基地をつくる」イメージから。

プラスターボードやケイ酸カルシウム板といった、通常のオフィスでは見せることのない下地材などをあえて仕上げに採用したり、チップウレタンの壁やゴム床で仕上げたりすることで、視覚的にも触覚的にも新鮮な印象を与える個性的な内装です。

写真からでも素材の多さが伝わるでしょうか。それでいてちぐはぐにならず、まとまりのあるデザインとなっています。

国内初事例、透明有機ELディスプレイ

エントランスのディスプレイには新興プラスチックスの透明有機ELディスプレイを採用しました。こちらの透明ディスプレイ、オフィスへの導入は国内初だそう！

透明なのでもちろんエントランスから会議室の中が見え、会議室からもエントランス側が見えます。
ディスプレイなのに透明で、さらに鮮明なディスプレイ。何度見ても不思議な感覚です。当日もひときわ注目を浴びていました！

「遊び心」を象徴するキッチン

お客様はオフィスでお酒を飲まれることも多いそうで、贅沢なキッチンスペースをつくりました。
キッチンはピカピカの表面仕上げ。ワインセラー、コールドテーブルも設置し、さらには最新ダーツマシンまで。オフィスであることを忘れそうな充実度……！ですが、広いカウンターにはコンセント完備で、ここでの業務も可能です。

お客様と協働でつくりあげるオフィス

クロークの出入り口にかけた暖簾、dtc BASEのウォールアート、ロッカーのラッピングなどはお客様によるデザインです。
お客様にとって、自ら手を動かしてつくった愛着の湧くオフィスになるとうれしいです。弊社としてもお客様と協働でつくりあげる楽しさがありました！

シアーカーテンを採用した理由

メインの執務スペースには、ブラインドを設置されることが多いオフィスでは珍しいシアーカーテンを採用しました。
シアーカーテンのアイデアは実は偶然の産物。工事中に薄いビニールの養生を貼って作業していたところ、日中、養生越しに差し込む日差しが心地よく、急遽シアーカーテンに変更したのだそう。たしかに、柔らかい雰囲気を演出してくれています。