バーレスク東京に通い始めて、いつの間にか丸３年が過ぎていました。
好きが高じて一緒にお仕事をさせていただくこともあるのですが、相も変わらず”ファン”でいさせてくれるバーレスク東京ってすごい場所・コンテンツだなと改めて感じるわけです。

今までにもバーレスク東京に関する記事を定期的に書いてきたのですが、メインである「ショー」についてあんまり触れていなかったな、と。
本格的なものからアイドルソング、笑えるものまで……。オールマイティーなバーレスク東京のショーの良さをもっと知ってほしい！ていうかただ語りたい！　堅苦しく書いたけど本音を言うならそれだけ！
ということで今回は個人的お気に入りショーベスト３を発表するよ。そしておまけと称して好きなショーの話しするよ。

金髪的バーレスク東京ショーベスト３

第３位　Christina Aguilera - Express＆Show me how you burlesque

映画『バーレスク』さながらの本格的なショー！
推したいポイントはモチのロン「生歌」です！
そして衣装も、照明の使い方も、鏡のセットも、全部すき。
新規に見せたいショーＮｏ．１ですね。
「ごめん、バーレスク東京なめてました」ってなるよ！絶対！

第２位　ＯＰメドレー

ダンサー総動員で始まるオープニングメドレー！
誰もが知ってる邦楽大ヒットナンバーのメドレーになっていて、ゴリゴリのギャルが踊るには少し不釣り合いな気もするんだけど、そのバランス感っていうのがバーレスク東京の醍醐味だと思うし、この１曲がバーレスク東京を体現しているのですよ。言わば自己紹介ソング。

アイドル対バンイベントでもＯＰメドレーから始まったことがあり、アイドルパフォーマンスとは違う、ショーパフォーマンスをドルオタに見せれた！ってめちゃくちゃ高まったんですよね。でも最後のみんなでギュッとなる感じはアイドルのワチャワチャ感に通じるというか。多幸感。

ただわたしがハロプロが好きで、ハロコンの雰囲気を思い出すからという説もあります。

第１位　吉原ラメント

究極に悩みましたが「やっぱり吉原が１位でしょ」ってところに落ち着きました。
1番の選考理由は、初見で見たときの圧倒される感覚が色褪せない！という点につきます。
着物？ 打掛？の衣装の煌びやかさ、どちらも女しかいないバーレスク東京と花魁の世界観がリンクする感じ、ショーとして迫力満点です！

客観的に見ても和をテーマにしたボカロ曲をショーに落とし込むのはおもしろいなと思うし、迫力においての新規層、日本文化らしさでの海外勢、ボカロ楽曲でオタクにも親しみやすい、と広範囲に刺さるショーってところもポイントです。

２０２２年１２月現在では見れる機会がガクンと減ってしまってレアショーになっているのですが、名古屋の栄にある「バーレスク東京ＴＳ」なら高確率で見ることができます。
ステージが全然違うので見え方はまた変わってくるのですが、場所や踊る人が変われどやっぱり見応えのあるショーだなと感じます。

番外編

ベスト３と言えど、基本的にどのショーにもそのショーの魅力があって、１曲ずつ語っていきたいくらいなんですよ。
特にバーレスク東京のショーのおもしろさっていうのは、アイドルとは違って”センター（クイーン）が固定ではない”ってところだと思うんですね。
だから”推しは〇〇ちゃんだけど、この曲のクイーンは絶対〇〇ちゃんが良い”だとか”推しがあの曲でクイーンになる姿が見たい”とか楽曲一つに対して幅広い楽しみ方ができるわけなんです。
その中でもクイーンの色が如実に表れて個人的に見るのが楽しみな２曲を紹介します。


In This Moment - Black Wedding（ヒール）

大きなヒールを上に立ち、周りの女の子が支えて移動する。クイーンとの優劣がはっきりしているのでTOP OF THE QUEENとして堂々と、かっこよく偉そうな方ががこのショーは映えるなって思っていたのですが、ハーフツインで少し不安そうな表情で踊るマリンちゃんのパフォｰマンスを見たときに切ないヒールもアリだな、って思ったんですよね。激しい曲だけど歌詞的には悲しいし。

正解はひとつじゃないし、どれが正解かもお客さん次第なところがあるのがショーのおもしろさでもあります。
安心安定”ショー”として味わえる、ショーガール歴１０年以上のイチゴさんのパフォーマンスは何度見てもかっこよくて震えるし、新人の子ががむしゃらに頭振って、正解を探しにぶつかっている感じも捨てがたいんだよな。

Kill This Love

Kill This Loveはストーリー色が強いので、クイーンの解釈によって見え方がめちゃくちゃ異なります。
一吹ちゃんは孤独と孤高のらしさが溢れているなと思うし、シーナさんは迫力満点でほんまに怖い（笑）。イチゴさんは悲しみの余韻が強くて引きずっちゃう。

でもわたしはまだ一吹ちゃん以外のキルディスは１回ずつしか見ていないから、回数を重ねればもっと見え方も変わってくるはず。
「じゃあお目当ての演目を見に行けばいいじゃん」と思うかもしれないのですが、バーレスク東京のセトリやクイーンは基本的には非公開なので、狙って見に行けるものではないんです。そこがもどかしく、おもしろいところでもあり。

———

ほんの少しでもバーレスク東京のショーに興味をもってもらえたでしょうか？
バーレスク東京はかわいい女の子が本格的なショーを踊る（アイドルソングも踊る）ので、アイドルオタクにはめちゃくちゃオススメしたいんです。
ショーでのクイーン（センター）は主役であり、主役がいるとこで成り立つ世界。
アイドルと似て非なる「ショー」のおもしろさを感じてもらえるはずだから！！！！

ちなみにバーレスク東京には（ざっくりと言うならば）ダンス経験がある子がAチーム、ない子がBチームというチーム分けがされています。
今回紹介したショーは全てAチームのショーになります。（OPメドレーを除く）

Bチームはアイドルソング、参加型がメインのショーとなっています。
ショーの映像をフルで流すとお客さんが映ってしまうのと、「生」の楽しみがつまっているので、是非生で見てほしいです。

わたしのオススメはマテリアルガール！
これも新規に見てほしい、かわいくて笑えて最高に楽しいショーです！

どこが笑えるのかはバーレスク東京で確かめてください！