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「あそびあそばせ」全巻読んだ感想

2023/07/22 公開

こんにちは、奏守(かながみ)です。

つい先日「あそびあそばせ」全15巻を読み終わったので感想を書きます。

まず、一言で感想を述べると
「オリヴィアが可愛かった」
です。
まあ、実際オリヴィア目当てで読み始めたので当然といえば当然なのですが。
以下にもう少し詳しい感想を書いていきます。

オリヴィアの感想

金髪碧眼の美少女。髪型をよく変えているのも可愛い。
最終巻まで一貫してとても純粋で心が綺麗。純粋というのも籠の鳥や無知シチュ的なノリでは無く表現されているのも良い。本作品で唯一まともな人格で清涼剤と言える。周囲がヤバくなったバランス調整なのか途中から顔芸もほぼなくなった気がする。オリヴィア兄の登場回はオリヴィアの純粋さが際立つのでもう少し登場回を増やしてほしかったですね。8巻の過去話も良かったですし。ぶっちゃけ、オリヴィアいなかったら最終巻まで読むのは性癖に刺さってない限りキツいと思う。
ちなみに、アポクリン汗腺やスパイシーな香りで有名だとは思いますが、その後はあまり特殊性癖要素は追加されませんでした。オリヴィアの腋をクンカクンカしたいです。強いて言えば、7巻65話でアニメのOPについてのメタ的な話があったのですが、どうやらOP撮影前に腋の処理を忘れていたらしいです。やったぜ。けど体毛がブロンドなので目立たなかったそうです。原作で体毛の色がしっかり明言されることは珍しいのでとても貴重ですね。金髪で眉毛睫毛陰毛などが黒なのは許されざることなので。脱線しましたがアニメのOPのオリヴィアはめちゃめちゃ美少女なのでぜひ見ましょう。

作品全体の感想

ギャグ漫画?なのでツボに入って笑うこともあれば、下品さや生々しさで受け付けないこともあったり、電波過ぎてシンプルに意味がわからないこともありました。

巻を重ねるごと変化したなと思った要素は以下です。

減っていく要素
・ギャグ
・華子の頭のおかしさ
・あそ研
・オカ研
※遊び要素は早々にして無くなった

増えていく要素
・人間関係
・新聞部
・美術部
・電波、オカルト、SF、猟奇
・百合

終盤はあそ研よりも新聞部美術部がメインの話が多いし、あそ研もギスギスしてるし、打ち切りエンドなこともあって全巻一気読みの読後感は悪い。

序盤は和気あいあいとした雰囲気で華子が頭のおかしさを発揮して暴走するといった感じでギャグとの相性は良かったが、終盤はエンタメ性のある頭のおかしさではなくシンプルにヤバいやつという意味での頭がおかしい美術部メンバーなどに押されてギャグ感は薄れた。11巻以降は新聞部副部長と美術部部長のカップリングがメインの話が増えるので、好みでない限り読み進めるのがキツくなってくるだろう。自分はああいう倒錯的というか猟奇的なカプも好きなので、最初からあれを求めて読み始めたなら刺さっていただろうが、本作はオリヴィアの可愛さを摂取しながらギャグで多少笑えたらいいな、くらいのモチベで読み始めていたのであまり気乗りがしなかった。あと、かなり最後の方で登場した松戸先生の存在価値がわからなかった。他にも悪趣味で不快なキャラはいるけどその筆頭。女子校にいるさっさと逮捕されるべきロリコン教師についての問題提起だろうか。

とまあ、読後感が悪かったこともあり全体としての評価は悪く書いてしまった気がしますが、序盤のギャグはかなりツボに入ったのもありますし、終盤の新聞部副部長と美術部部長のカップリングも好きではあるので、楽しめました。正直10巻ぐらいでちゃんとあそ研の話をまとめて、それ以降の新聞部美術部をスピンオフとして出すのが良かったんじゃないかなと思う。

何よりオリヴィアが最初から最後まで純粋でとても可愛かったのが良かったです。ある意味、周囲の変化がオリヴィアの良さを引き立てていましたね。

終わりに

あそびあそばせのアニメはギャグ全振りなので面白いし、オリヴィアが可愛いので、アニメから入って原作が気になった場合は8巻か10巻まで読むのが個人的にはおすすめです。逆に倒錯的な百合が好きな人は11巻から読んでみるのもありだと思います。オリヴィアが好きな人は全巻読みましょう。ずっと可愛いですし、最終巻までずっとオリヴィアが好きでいられると思います。
つまり、「あそびあそばせ」はオリヴィアが可愛い作品でした。

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