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0820 1歳、おめでとう

1年という単位で物事を考えることを、私はこれまで「長い」と思ってきた。
でもこの1年は誰がなんと言おうと短かった。本当にあっという間。

息子が1歳になった。

去年の今頃。予定日になってもお腹の中でドンドコ動き回り、全く出てくる気配のなかった息子。「羊水もまだたっぷりあるし、お腹の中の環境がいいからまだ出てきたくないのかな?」といつも言われていたが、予定日を大幅に超過するのはよくないということで、入院して陣痛につながる薬を使うことになった。
しかし、ネットのいろいろなお産体験談のようなものを読んでドキドキしながら心の準備をしていた私に、陣痛誘発剤は効かなかった。同じタイミングで入院した人は2時間後くらいに出産の時を迎えたし、のたうち回り「私はこいつのせいでこんな痛い思いしてるのに!こんなやついらねえええ!!」と絶叫していた人もまもなく生まれたのに。痛みの波はあっても波が過ぎ去ってしまうとそれで終わってしまうのだ。
大部屋だったので、周りで授乳する音が聞こえる中でNSTをしていたのも結構堪えた。しかも「僕はまだ出るつもりないのにお薬なんか入れないでよ!」と言わんばかりの胎動で、何度も機械がずれた。助産師さんにも「いつもこんな感じなの?こりゃ眠れないね」と言われるほどだった。
陣痛誘発剤を3日間MAXまで投与したにもかかわらず陣痛がくることはなく、気持ち的にも疲れてしまって担当の医師に退院を申し出たことは今でも鮮明に覚えている。
結局1週間後に破水して、陣痛促進剤を入れられてようやく息子と会うことができた。

しかし、今の息子を見ていると、薬を投与されただけで出てくるような男ではなかったのだと思う。とても意志が強いというか、頑固だし、自分のしたいことがはっきりしていてマイペースだからだ。

息子が生まれてから、生活は一変した。煮詰まって涙が止まらないことも、周りの人をひどく罵ったこともあった。もちろん息子に対して、本気で勘弁してくれ…と思うこともあった。
でも1年振り返ってみると、結局のところ毎日が息子への「大好き!」の気持ちでいっぱいなのだ。
これからもっと壮絶な毎日が待っているに違いない。でもこの1年のことを思い返せば必ず乗り越えられるような気がしてくる。産まれたばかりの梅干しみたいな顔。ばんざいして眠る姿。急に背ばいで移動し始めたときのこと。はいはいをしても前に進めず、どんどん後退していたこと…。私はこの子のために生きているのだ。そう思えるくらい濃い時間だった。
息子の記憶に残らないこの1年を、私は一生忘れない。



最近の息子
・バイバイができるようになった。名前を呼ぶと返事をする。(なぜかいつもとても弱々しい声だけど…笑)

・ほぼ立っているように見えるけれどやっぱりつかまり立ちが安心するみたい。あんよはまだ

・相変わらず絵本が大好き。マイブームがあるようで、今は「いないいないばあ」「モイモイとキーリー」「ばけたくんシリーズ」がお気に入り?

・ソファーから降りる時、頭からじゃなくて足から降りるようになった。

・離乳食はちょっと遊んでいる様子が見られることがある。それでも完食してくれるからありがたいけど…!
8月に入ってから午前午後の補食を習慣にした。もっと食べたいのか、大抵補食の後はぐずる。量の見極めが難しい。

・歯は6〜7本。

息子と過ごせる今を大切に!
頑張った自分にもちょこっと拍手!

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