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文章のバリエーションを増やす方法

きのう、noteにも書いたように、「ガチゼミ」があったんです。箕輪編集室のライターチームのライティング力養成イベントです。

そこで課題になって提出していた文章についてフィードバックをいただきました。その冒頭に講師の篠原さんから、「やっぱり師事している人の文章に似てくるんですね」といったことを言われました。「ほんとうですか」なんて言ってしまいましたが、実はその通りで、ぼくが全力で真似して書いているからそうなっているんです。

そこで「読みにくかった」と言われていたら、真似できていないということだったんですが、いくつか指摘がありつつも「読みやすい」と言っていただいたので、少しは近づけて書くことができているのかなと思えました。

今回の課題だけでなく、先日ぼくがnoteに上げた前田高志さんのインタビュー記事も。あれはダイヤモンドオンラインに掲載された、お笑い芸人・藤原麻里菜さんのインタビュー記事の構成や文体を真似して書いたものです。前田さんにまとめ方を喜んでもらえました。

もうお察しかもしれませんが、結局タイトルに書いた「文章のバリエーションを増やす方法」とは何なのか。それは、良いと思った文章を全力で真似ることです。

村上龍さんの文章、糸井重里さんの文章、カツセマサヒコさんの文章、古賀史健さんの文章、など。

見習いたいと思う人の文章をとにかく1人ずつ全力で真似します。それをくり返すことで、たぶんだけど、書き方の幅が広がって、切り替えができるようになる。

この記事は竹村さんになる。ここではカツセさんになる、というイメージで、書き方、語り方、テンションなど、記事の目的や内容によって切り換えるんです。

そんなにきれいに切り替えができるものかと思うかもしれませんが、とにもかくにも、人の文章を全力で隅々まで真似することで、書き方のポイントが1つずつ見えてくるのです。

そうして自分が色々な人の「掛け合わせ」になることで、たとえ前述したようにきれいなスイッチはできなくても、文章は確実に急速にうまくなるし、書き方の幅は圧倒的に広がる。


ライター 金藤 良秀


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