命の仮住まい

遠く佇む巨大な棲み家。
それを埋め尽くす光の数々は、まるで
夜に集う虫たちの如く。怪態な一塊の如く。
併し、


同様に息衝くわたしたちこそ
虚像であるかもしれず。そうであっても

知る由ないことならば、それは
果てしない。


何処へも往けず、そこが在処となる。
あれらの光が消えるとき、そこには


共同乃至、集合の概念は生まれるのだろうか。

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