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媚び諂うものに
情欲をみないものがあるならば、それは

皿が美しすぎたのかもしれない。
 
 
 
皿を何度も何度も濯ぐ。
そのうちに皿であることすら忘れ、
ただ白くある。

そこに重ね阿るものもない。
ただ白くある。それは
 
 
皿でなければ知れなかった。
皿が皿でなければ、どうして
わたしが生まれよう。

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