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ジョアンナとよなよな

それのはじめては鈍色だった。
あくる日の雨には青ざめ、つぎは朱となった。

奇妙に鳴くそれをジョアンナと呼ぶ。
ジョアンナは、いつもひとりだった。

烏はつがいで生きるという定義を彼は捨てた。相棒は、
よなよな。みてのとおりの猫。
 
 
 
ジョアンナの尾羽とおなじ緑の目をもつ。
彼らは共同で狩りをする。

順応しない人間とは違う生物。

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