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虹の乱舞

人生において、これほどまでに虹と出逢うことがあるだろうかと悩める日だった。それは梅雨の嵐のあと。

一幅どころになく露な一対、二対とヒノヒカリを浴びるたびに現れる。数えてみれば両手に足らず、そのうちに鬼でも胎んだのかとすら問う様になる。まさに果てしない。

明日が来ると思えず、しかし今日のあることに安堵したいまがある。

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