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8/8 守護神・忌神を捉える際の十干・十二支の基本的な考え方のコツ①

少し前に、守護神が良く分かりません、という方がおられました。

守護神については、過去に、「調候守護神」をベースとして、
十干×十二支(四季×初・盛・晩)=120パターンを書いているので、
できればそちらをご覧いただき、考え方を身に着けていただければと思うのですが、

そうはいっても、
そもそも調候の守護神というのは、あくまで日干と月支の関係のみの枠組みの説明であり、
実際に、日干と月支以外の要素を加えて守護神を捉える際には、
必ずしも、調候守護神表のとおりの守護神を使うことができるわけではないわけで、

「守護神的観点」で命式を捉える視点を得るには、
多少、コツのようなものが必要なので、本日は、ちょっとそのコツのようなものについて書いておこうと思います。

守護神・忌神というと「難解である」という意識ばかりが先に立つのですが、
実際には、

月支という舞台に立つ日干と、
他の登場人物(年干・年支・月干・日支)を捉えて、

どうすれば、日干の存在感を発揮させることが出来るか?
どうすれば、日干を長期的に存在し続けさせることが出来るか?
…を考え、

日干の存在感や維持・継続に寄与するものを守護神、
その日干の存在感や維持継続に貢献する存在(守護神)を邪魔するものを忌神、
…とするだけなので、

考え方としてはたいして難解なものではありません。

但し、十干の性情やその意味するもの、
あるいは月支と組み合わされたときの十干(季節ごとの十干)の性情や意味するもの、
…について、現代人は不慣れであるために、
たいへんに難解であるような印象を受けやすく、
よって、取り組むべきは、
十干の性情と十二支の季節感に慣れること、
それが出来てしまえば、それほど難しいものではないだろうと思います。

実際、守護神の捉え方というのは、
人体製図の構造や八門法を学び覚えるよりも、もっと身近で分かりやすいもの。

というのも、
十干の性情と十二支の季節感というのは、
自然の近くに身を置き、季節ごとに変化するその自然の姿を観察していれば、
案外と、簡単に腹落ちしやすいものでもあるからです。

言い方を変えれば、
この世界を五行で捉えることができれば、
=この世界を干支絵で捉えるコツを身に着けさえすれば、
守護神も忌神も、割と簡単に理解できるのではないかと思います。

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