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noteはじめました+読書バトン

note始めようかなと思ってたところに、深津貴之さん→渡邉康太郎さん経由で回ってきた #読書バトン 。ということで、初回投稿はデザイナーにおすすめの3冊のご紹介。深津さんの言うところの「専門分野で、みんなが楽しめるオススメの3冊」観点で選んでみました。


『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』

あんたに言われんでも読んどるわー!という人も多いと思うんですけど、この一年で読んだ本の中ではマストハブアイテムであることは疑いないので、ダメ押しでのおすすめです。

プロのデザイナーとしては「なんで自分は今、こんな仕事をしているのだろうか」と常に自問することは大切です。当然そこに仕事があるから、やっているわけだけど、ではなんでその仕事が必要とされているのか、ということを上部構造にさかのぼって、さらには時間方向にさかのぼって考えていくと、自分が人類史の一部であることが見えてきたりします。サピエンス全史は、そのような「大きな絵」を自分の頭の中に入れるにはとても良いです。3回くらい読み直してちょうどよい感じな気合の一冊。

https://www.amazon.co.jp/サピエンス全史-上-文明の構造と人類の幸福-ユヴァル・ノア・ハラリ/dp/430922671X


『ジョナサン・アイブ』

この本は読んでない人もいるかな。ジョナサン・アイブは、言わずと知れたアップルのチーフ・デザイン・オフィサーのジョナサン・アイブ。スティーブ・ジョブスと二人三脚で素晴らしいプロダクトをこれでもかと世の中に投入してきたジョナサンが、どのような教育を受け、プロとしての経験を詰み、アップルに入ることになったのか。いろんな偶然が重なって今のアップルデザインがあることがわかります。世界最高のデザインとデザイン組織がどのように作られたか。クラシカルデザイン・デザイン思考・デザインエンジニアリングの関係をひも解くヒントにもなるはず。ぜひ、みなさんに読んで欲しい一冊です。

ちなみにジョナサンは、2017年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートの名誉学長的ポジションに着任しました。その関係もあって、2018年はジョナサンに会える機会がある予定で、個人的に楽しみにしております。

https://www.amazon.co.jp/ジョナサン-アイブ-偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー-リーアンダー-ケイニ-ebook/dp/B00RX1951E/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=


『「デザイン思考」を超えるデザイン思考』

今年もいろんな人と面識を持つことができて、刺激的な一年でしたが、その中でもインパクト高めだったのが、ビジネスデザイナーの濱口秀司さん。AXISの対談企画でご一緒しました。その対談の中でも「デザイン思考でイノベーションなぞ起きんのじゃー!そんな事例があるんなら持ってきて見せてみろー!」と吠えてらっしゃいましたが(笑)、この論文ではそのことがダイアグラムとともに、分かりやすく解説されています。

デザイン思考なるものの再考という点でも読んでおいたほうがいいですが、もう一つのポイントとして見てほしいのは「構造化」の力です。目の前の状況を、分かりやすくダイアグラムとして書き出せると、考えが一気に整理され、周りの人にも説明しやすくなります。混沌とした状況を構造化できれば、その構造を変化させることで、状況を打開することができるようになります。物事の背景にある構造を見抜く力、それをシンプルな形で表現する力。これがデザイナーにとって、とても大事な能力であることを感じて頂ければと思います。

https://www.amazon.co.jp/「デザイン思考」を超えるデザイン思考-DIAMOND-ハーバード・ビジネス・レビュー論文-濱口-秀司-ebook/dp/B01N7HZ9U0

ということで、初回のnoteの投稿でした。年明けから、どんな感じの投げ込みをしていこうかと考えてます。おもに、 #デザイン#テクノロジー#ビジネス をまたいでいくような内容にしていこうかと思うので、気に入った方はフォローしてくださいませー!では、みなさま、良いお年をお迎えください!

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