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慣れてしまえば苦手意識など吹き飛ぶという話

苦手なものが好きになるというのは、なんとも不思議な現象であるが、嫌いな事でも、だんだんと理解を深めていくと好きになることもあるらしいのだ。

たとえるならば、クセの強い食べ物なんかがわかりやすい。
はじめて食べる物や、なんだかよくわからなくて強烈な香りがしていたりすると、ちょっと嫌な気持ちがする。ちょっとどころか「おえっ」となることもしばしばなんじゃなかろうか。
ブルーチーズとか納豆とか腐乳とか、なんなら豚骨ラーメンだって臭いし、おでんを魚臭いと言う海外のひとも見たことがある。何だってクセがあれば嫌いになる可能性がある。

それをちょっとずつ、ちょっとずつ理解する。そうすると攻略法がだんだんとわかってきて受け入れ易くなるのだ。
…と、思う。
(ひとに対しての苦手意識も、そうやっていつかは消えて無くなればいいのに…。)

順番にするとこんな感じで克服することになるだろう。

⑴なんだかわからなくて苦手
⑵苦手な理由がわかったけど、苦手
⑶苦手だがちょっと挑戦してみる
⑷食べられるが好んでは食べない
⑸組み合わせ次第では美味しい
⑹けっこういけるな、食えるぞ
⑺美味しい、好き
⑻たまらねぇ、病みつき

なんて具合に。
だんだんと慣れて好きになっていく。コレは食べ物の例だが、嫌いな食べ物は、ちょっと我慢してでも少しずつ食べていけば実際に食べられるようになるということが実験などで証明されているらしい。

そんなハズはないよ。僕は私は、嫌いな物を、これからもずっと嫌いでいる自信があるよ!と、そう言うだろうか?


いや、コレは僕の経験上の話だが、嫌いな食べ物を試行錯誤してどうにかこうにか食べる経験を重ねると、本当に、確実に好きになっていく。僕はそれを何人も見てきたし、自分も実を言うとそうだった。

仕事で「パクチー」を使うことがほとんど毎日のようにあるのだが、当然のように賄いにもパクチーは出てくる。というか出す。(和食系には合わないので、合う料理を作ったときに)
最初の頃は、苦手だと言っていたひとも、ちょっとずつちょっとずつ食べて、食べたことがあるという経験を積み重ねると、だんだんと食べられるようになるし、しまいには、「もっと欲しい」とまで言い出すのだ。なんなら美味しい組み合わせとか、こうするともっと美味しいかもとか、この料理にパクチーが合いそうだとかも言い出す始末だ。

ここまで来ると、食材を楽しんでいることまでしているし、どうにかこうにかして美味しく食べようとまでしている、ということにならないだろうか。「こうやって食べようか」と言ったりもするのだ。嫌いなものであれば、そんなことは絶対にしたくないだろう。

ということは…だ。

この世の中にある苦手なことは、根気さえあれば全て克服できるのではないだろうか?


ドラゴンボールに出てくるピッコロ大魔王も、最初のうちは悪に染まっている感がモリモリ出ていたが、自分自身の最大で最強のライバル孫悟空の息子、孫悟飯を1年間修行していて、ピッコロはだんだんといい奴に変わっていったじゃないか。当然の事ながらに、最初の頃は殺したくてうずうずしていたし、なんなら「魔族にしてやるぞ!」とまで言っていたのに、いつのまにかとっても仲良し(ハート)。なんとまぁ素晴らしい程の変わり様だ。その後に自分の命すら投げうって孫悟飯を助けたりもした。
普通にすごい。尊敬しちゃう。

たったの1年間過ごしただけで、そんな風に変われるなんて、パクチーなんか屁でもどぶネズミでも、ないだろうよ。慣れてしまえば苦手なことなんて…という事なんだが………。

どうしても慣れない事からや物からは、潔くすっぱり全力で逃げた方がいくらか健康で楽しい。逃げるが勝ち。そこに価値、感じるマジ。


僕もそうありたい。
僕もピッコロさんと友達になりたい。

……
え?
そういう話じゃないって?
まぁいいじゃない。

苦手を好きになる分析をする、これからの僕は。

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