見出し画像

「面倒臭い」について

こんにちは。今日不動産の仲介兼管理会社に出張のお土産を持って遊びに行きました。

個人でやっている業者さんで、
『ザ・町の不動産さん』がぴったりの事務所です。

しかし侮るなかれ。

扱っている案件はかなり幅広く、遺産整理や借金など
不動産関連の駆け込み寺のようです。

大きな案件から、
さほどお金にならない小さな案件まで。

落語に出てくる“大家さん”を彷彿とさせます。
面倒臭い案件も中にはあるようです。

目次
「面倒臭い」は悪いこと?
「面倒臭い」の壁
「面倒臭い」の向こう側

「面倒臭い」は悪いこと?

会社でも、学校でもそうだったんですが、
『面倒臭い事をやらないのは悪いこと』
『面倒な事をキチンと実行できるのは良いこと』

と教えられて来ました。

『面倒臭いと思う事自体が良くない事』
という強迫観念すらあった気がします。

とは言え、今になって思うのが、
『面倒臭いからやりたくない』
は、凄く素直な感情であり、
ごく当たり前の考え方だと思うに至りました。

「面倒臭い」の壁

面倒臭いと聞くと子供っぽい言い訳に聞こえますが、
子供だけでなく、私も含めた一般的な大人も
この考えで動いている気がします。
大人の場合、表向きはそんな事微塵も見せませんが。

面倒臭いという感情は、
自分や相手の中で無意識に浮かぶ、
かける時間や労力 > 得られる効果
という勘定によるものだと理解しています。

かける時間・労力は、
その作業の処理能力によってマチマチですし、
得られる効果は、
価値観や持ち合わせている情報で決まります。

これら前提条件は個々人で違うはずです。

上司側からすれば重要な仕事。

でも、スタッフ側からすれば
・ものすごく手間と時間がかかる
・いまいち効果がわからないし、納得してない

したがって、
ただの面倒臭い仕事ということになります。

特に立場が違うと、
集まる情報や能力、考え方は違うはずなので、
このすれ違いは起きやすいのかもしれません。

「面倒臭い」の向こう側

あくまで個人的な意見ですが、
自分が『面倒臭い』と思ったモノは全て、
“直感的”かつ“無意識”に投資対効果が低いと判断したと考えます。

そして、相手の面倒臭いのサインは、その人の仕事の処理能力や価値観・考え方を知るための良い機会と捉えるようにしてます。

自分・他人も含めて『なぜ面倒臭いと感じたか』の背景にあるものを上手く紐解くことができれば、
・自分(あるいは相手)が何を大事にしているか
・自分(あるいは相手)の考え方の癖
・認識違いや思い込みはないかという内省      などなど
さらに考えを深める良いきっかけになりそうです。

とはいえ、『なぜ面倒臭いと感じたか』を考えるのすら面倒臭い時もありますね。それではまた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?