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怪獣がトコトコと走って来て、「ドッカ〜ン」と叫びながら、砂山を破壊する。

幼稚園~小学1年ぐらいだろうか、2〜3人の女の子の中に優しめの男の子が一人、そんな仲良しが一緒に砂場で砂山を夢中になって作っていると、突如、やんちゃな男の子が、遠目からトコトコと走り寄ってきて、怪獣よろしく折角丹念に作った砂山を蹴散らかしていく。

SNSで、とにかく批判しないと気が済まない、低評価を時には見もしないで付ける人間のそうせずにいられない衝動の源はそれに似ているのでは無いかと思う。理屈で無く(付ける理屈が有ればなおいいが)なんかイライラする感じ。

対して、「嫌なら見なくて結構」という発信側の理屈がある。コメント欄は、仲良しだけで良い。テレビのチャンネルを替えるより、もっと選択肢は多く、見させられている訳では無いので、気に入らないのなら、他へ行って欲しい。解る。

ただ、ネットを利用するという事は、開いている事を前提に発信している訳だから、アンチも込みで、寛容に、それさえも自分の構成要素と捉えるのが理屈な気がする。観客が数える程だとしても、入り口は万人に開けている(有料にしていところもあるけれど)劇場だ、間口をひろく、観客を集める利益を得ているのだから。勿論、発散するために文句を言いながら、劇場を梯子するのはどうかと思うけれど。


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