【ポケモン】オフライン大会におけるフィーチャーマッチ

で、突然なんですけど、ポケモンって観戦機能が無いんですよ。これって現代の対戦ゲームにおいてかなりクソポイントで、他の人の対戦を見られないってことは、他の人が他人の対戦で盛り上がれないということになります。「ポケモンのe-sports化」と稀に聞きますが、対戦で第三者が盛り上がれない以上まずそれは叶いません。
ただし、それを「どうにかする」方法があります。それがタイトルの「フィーチャーマッチです」

オフライン大会のメリット

先日私は「ポケモンはオンとオフにおける差が全く無い」と言いました。ですが、それは「対戦する人の中での話」で、あって「第三者」に関してはその限りではありません。「オフライン対戦」をするということは、「対戦者が相手と向き合うこと」にあり、それは「第三者もそこに居合わせること」を意味します。
つまりオンライン大会で第三者が対戦を見て盛り上がる事は困難ですが、オフライン大会においてはこれが可能なのです。
オンライン大会で既に対戦環境はある程度整えられます。それでも私がポケモンのオフライン対戦に魅力を感じる理由はここです。「みんなと盛り上がれる場を作る」事が楽しいし、なによりその瞬間を、その時の楽しさを共有したいという考えの元、オフライン大会の主催・運営に携わっています。

フィーチャーマッチ

ポケモンシングルのオフライン対戦は基本的に 予選→決勝トーナメント の二部構成です。これは他の競技でも多く見られる形式だと思います。この決勝トーナメントは全体プレイヤーの20%程度が抜けられる設定になってる事が多いのですが、それに従い残りの80%の人が折角会場に来ているのに暇になってしまうという問題が発生します。
そこで、決勝トーナメントにどのようにこの80%の人間を関わらせるか考えた結果この「フィーチャーマッチ」を取り入れました。
決勝トーナメントの試合を予選落ちした人に向けて会場内で放映することにより、80%のプレイヤーにとって有意義な時間を過ごしてもらえないかと考えたわけです。
ちょっとした技を使ってモニターに対戦者DSの画面を出力し、参加者が試合を観戦できる環境を設けています。

企画意図

オンライン対戦での環境が基準であり、オフラインとの大差が無いこのゲームにおいて、オフライン大会という物は「わざわざ朝早くから会場に集まり、一日中行動が縛られるだけ」の煩わしい物に感じてしまいます。もちろん交流といった別の目的がありますが、それをするならそれこそ飲み会やカラオケでもいいでしょう。ただ、ポケモン対戦が好きな人でオフライン対戦を行う、普段電波を通してしか対戦できない人と面と向かって戦うといった事に価値を与える事で「オフライン大会に意味を持たせる」事が可能になると私は考えています。そこでフィーチャーマッチを行う事でオンライン大会にはいない観戦者を作ります。観戦者がいるという事はその対戦に需要が生まれ、「対戦者がそこで対戦する意味」が生まれるのです。

企画をやるにあたり

私が主催・運営するオフにおいては基本的にこの企画を取り入れていますが、別にそこまで難しい事でも大したことでもないため、必要な物や気を付けるべき事を書きます。

ここに必要なものが大体映っています。まずは某トロとその対戦者のDS、加えて某トロを読み込むためのPCが必要です。そして最後に観戦者が見えるようにモニターに出力するためモニターを用意しPCとケーブルで繋ぐだけです。と、言ってもここまではそれなりの知識があれば誰でもできると思うので、あとは気を付けるべきことですね。

・向かいの対戦者がモニターを見えないようにする
DS画面をそのまま出力するため、HPの実数値もモニターに反映されてしまいます。この情報は対戦相手に大きなアドバンテージを与えてしまうため画像のようにモニターの隣に某トロを配置すると良いでしょう。

・決勝トーナメント進出者が見えないモニター配置に
今後対戦する可能性がある人間にモニターを見えないようにするための配置を心がけてください。また決勝進出者にこの企画をアナウンスして注意喚起するのが望ましいでしょう。

と、こんなところです。あとはオプションとして
・PCにOBSを入れておけば録画ができるので後日アップロードができる
・ついでに録音もすれば対戦者の会話も録音できる
・スピーカーを繋げばBGMも流せる
と言ったこともできます。

オンライン企画ではできない企画をやってこそのオフライン企画だと思います。私が運営に参加しているオフで行っており、決勝トーナメントの有名なプレイヤー同士の試合は積極的に行っているので、この試合を見るためにもぜひ遊びに来てください。

いや、DSを後ろからのぞき込めばええやんて意見、昔も私はそう思ってたのですが、やはりモニターを設置すると得られるメリットみたいなのはあります。私自身気付いていない効果もあるかもしれません。

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