推しくんとの初めてのキスのこと
推しくんとの初めの頃を書いてみようと思う。
その時にはnoteをはじめていなかったから。
* * *
推しくんの異動(出向)がきっかけで接近した私たち。
確かあの時はコロナの初年度。
最初の緊急事態宣言とかあけたんだっけ?
よく覚えてないけど、初めて在宅勤務とかがはじまった年の夏。
推しくんから怒涛のLINEがきて
7月に初めて2人で飲んで、
2回目にまた9月にデートをした。
その時推しくんの勤務先は新幹線通勤せざるを得ない隣県。
何だっけ、推しくんのマラソン大会の慰労会してって言われたんだっけ?
理由なんて忘れちゃった。
とにかくもう一度2人で飲みに行った。
理由なんてどうでもよくて、ただ会いたかったって今ならわかる。
だって後から聞いたら推しくん、次の日の朝4時半には実家の手伝いに行ったって言ってた。
知ってたらそんな遅くまで一緒にいなかったのに。
1軒目は懐石料理のカウンター。
まだ親しくないから触れることもできないけど、体が触れるような近さで全身全霊で推しくんの言葉を聞いてた。
かっこいい。楽しい。
なにその笑顔、かわいいでしかない。
その店には3時間くらいいて、帰るのに名残惜しい私たちは2軒目、アジアンバーに入った。
その店のことはよく覚えてる。
コロナで人が少なくて、でも奥にちょっと若めのガヤ集団がいた。
大声を出す人たちが苦手な私は少し怖くて、
「別の店にする?」と聞いた。
推しくんは
「何で?いい店ぽいじゃん?笑」と言った。
2人でおばけせんべい(知ってる?超でかいの)みたいなお通しに何杯目かわからないビール。
2人とも酔ってるけど、なのに緊張で酔えない。
そこのテーブルがやたらデカくて、お互い対面で両手を伸ばしてやっと届くみたいなお店だった。
コロナ禍だから各席の間(ソファーにさえ)仕切りがあって、座ってしまえば奥のお客さんのことは見えなかった。
推しくんが話す言葉が、奥のお客さんの声で時々聞こえない。
推しくんの言葉を聞き返すより早く、
ビールジョッキを持ってテーブルの向こうの推しくんの席の隣に回った。
「えへ❤︎」
恥ずかしいけど来ちゃった、
と思って推しくんをみてにっこり笑った。
その瞬間、
推しくんは私の頭を抱き寄せて一瞬で強引にキスをした。
仕切り版のせいで、お店の人からもお客さんからも見えない。
キャーーーー!!!!!!😆
と思い、離れた。
推しくんの顔を見て何か言おうと思った瞬間、
また推しくんが抱き寄せてキス。
それを4回繰り返して(覚えてる笑)
推しくんの手が私の胸に来た時にゆっくり静止した。
推しくんも苦笑いして、それからまた一緒に飲んだ。
帰りのお店を出る階段でずっと手を繋いでいた推しくん。
じゃあまた、と言う私に陸橋の下でまた引き寄せて人目も憚らずキスをした推しくん。
あの推しくんの熱量をよく覚えてる。笑
あれが私たち?推しくん?にスイッチが入った合図。
あは、思い返すとなんかいい話だな。笑
まだ推しくんとはその後連絡とってないの。
推しくんは武士だからと思ってたけど
単なる負けず嫌いなのかも。泣笑
あとは触れないようにしているか、様子を見ているか。
でももう少し私が頭を冷やして
少し自分を取り戻してちゃんと立ってから、推しくんと通常運転したいな。
そのためにちゃんと毎日歩いて、
考えすぎず正しく過ごしてるんだよ。
正しくって何かもうなにが正しいんだかなんだけどさ。
自分が思う美しさと強さで、推しくんの前で笑っていたいな。
自分の弱さを推しくんに埋めようとしてもらったこと自体恥ずかしいでよ。
そんな木曜日、ワイン3杯目🍷🍾✨
ああなんか、そう言う時の気持ちをお互い大切にしてたらこんな瑣末な喧嘩しないのかもな、とも思いました。
でもねぇ、慣れて親しくなって言葉を選ばないテンポもいいんだよね。
難しいなぁ。笑
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