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【マニマニマニ!お小遣い制度導入試行実験】

特にほしいと言われなかったのでわが家はずっと子にお小遣いをあげてなかったんだけど、小5次男が友達と出かけたりするのに小遣いが欲しいと言うようになり、しばらく前から家事労働で支給することにしていて。


ゴミ捨て 100円/袋
※オムツゴミは150円
風呂掃除 50円/回
掃除機 100円/部屋
おつかい 100円/回
※買い忘れ ー50円/回


ゴミ一袋100円は高すぎると旦那は言うのだけど、毎年お年玉回収してるし…


(ぶん取ってるとも言う。尾木ママとか世間から非難を浴びまくるやつ…そのかわり欲しいものがあった場合はなんだかんだ理由をつけては買い与えているのよ?)


お小遣い制度を導入するなら、ちゃんと毎月数百円の定額制にしてやりくりさせるほうが世間的にはいいのはわかってる。でも私に輪をかけて管理能力の無い次男に貯めておくとかできなさそうだし。私がうまく誘導して次男を遠隔管理する自信もないし。(だから私には管理能力がないんだってば)


なので毎月定額制より実働その場支給の方がわが家向きな気がする。そもそも毎月定額だと渡す方が管理できないよね。今月渡したっけ?とか忘れちゃいそう。実働してその場で渡す方が管理がラク。そこに尽きる。(完全にコチラ都合だすまぬ息子たちよ…)


(その昔サークルで合宿費が出せないメンバーでパン工場に一晩行くメンツを募っていたのを懐かしく思い出す…たしか一晩で合宿費くらい出るんだパン工場…私はバイト掛け持ち学生で合宿費が足りないってことがなかったから一度も行かずじまい…せっかくだから?一回くらい経験しておけばよかったなパン工場バイト)


あと旦那が言うように家事労働の単価が高いって言ってもモノは考えようだと思うんだな。


お金の大切さを学ぶとかお手伝いとは家族は助け合いなのだから家事は本来無償でやるべき、みたいな見地から申し訳程度の一回10円とかでは結局いざというとき必要な額に足りずに前借りだのなんだのとややこしくなりそうじゃない?(定額制との併用の場合を除く)


足りない分を友達同士で出かけてちょっと買い食いしたりするのに都度都度渡すのもキリがなくなりそうだし、そっちの方がお金の大切さって、わからなくなりそう。


理想としては友達と約束したのが前日とかでも【頑張れば急きょ稼げる】くらいの単価設定じゃないと、中途半端になって実働支給の意味がない気がするのよ私的には。


そもそも将来家庭を持ったときの家事労働の担い手への感謝度合いを考えても「家事労働が非常に安価or無償」という教育の方が【有害】な気がする。(これはわりと本気で)


おそらく息子ら世代の家庭は共働きが多いだろうから家事はシェアするのが当たり前としてもよ、どの家事にどれだけ価値(優先順位)があるかどうかの偏りの把握とか含めて、【家事労働単価】は逆に高ければ高い方が教育的にいいのではないかとすら思う。(小遣いとして出せる範囲で)


家事労働単価は高い!それをぜひわが子にはアピールしたい。子どもが大きくなって小遣いの必要額が上がったときは、やってもらう家事の数を増やすとともに、子ども達の家事能力の向上とともに単価を値上げしていけばイイと思うんだよね。


そのかわり値上げしたからにはその対価として掃除はピカピカを求める、と。息子に頼めばプロに頼んだレベルで掃除やら何やらしてくれるようになれば将来的にそれなりに労働単価を上げてもお互いウィンウィンじゃない。(広がる妄想、得意の皮算用夢模様✨絵に描いたモチは美味い😋)労働価値に見合う対価。社会との齟齬もなく素晴らしい。


工夫すべきは渡し方。「いくら払うから〇〇やって」というのは確かに家族の会話として味気ない。なので労働力と小遣いの取り引きは、あくまでも単価設定だけしてあって、やるのは子どもから「働かせてください」(ちひろ風)の要請があったタイミングだと個人的には思ってる。


幸いわが家は家事がどれだけ溜まろうともモノともしない胆力(ものは言いよう)を持っているので、子の必要がないときは誰もやらないorそこそこやる、という回し方でなんとかなる。


子の労働力を「ありき」で当てにしてしまうと、ヤングケアラーぽくなるし足りないとイライラするだろうから、その線引きは明確にしたいなと思っている。あくまで家事労働は子にとっては【小遣い稼ぎ】というスタンスで、親にとってはマストではなくラッキーオプションという程度の扱いにしたいのだ。まぁ、何事も気の持ちよう。


とりあえず高いかどうかは試験的に導入してみてから考えようよ、労働単価はまた変えられるからと旦那を説得。


「若干金額が高め?なのは(世間一般にはそうでもないかもしれぬけど所得に応じた割合的に高めという意味)お年玉を親が勝手に預かってるのだから(←旦那の弱味を突く作戦)家事労働の対価としてではなく、【預かったお年玉を実働の分に応じて受け渡すシステム】と思えばいい。」と丸め込む。


与えすぎではない、今までが(お年玉の不当な)搾取だったのだ、というスタンス🤣(←得意の詭弁キベーン!←ルパンのOPの感じで)


で、しばらくこのシステムで次男は友人たちとの遊びに必要な交際費を稼ぎ出していて、それなりにうまく回っていた模様。よきよき。


それが今朝になって三男もやりたいと言うので家の中の家事で三男もできそうな事を有償化することに。別にまだ友達同士で買い食いする予定も無さそうだし、当面ゴミ捨て以外に子どもに手伝って欲しい家事もそんなにないので優先度の低い家事をあてがい、単価も低め設定にしてみた。


窓 10円/片側1枚
床掃き 5円/フロアマット1枚
床拭き 10円/  〃


今度は安すぎると旦那は言うけど(←旦那は三男贔屓)三男は黙々とやるチカラが無限大だからゴミ捨てと違って窓拭きとか床拭きは自主的に毎日やれるし、案外月末収支は同程度になるのでは?と言ったらそうかも、って笑ってた。ホントすごいのよ三男の黙々力。
#うさぎとカメ


「でもやっぱりゴミ捨ては下のゴミステーションに持っていくだけで一瞬で、一気に何袋も持ってったらそれだけで数分で数百円も稼げるのに、床とか窓とか何分もかかって大変な思いをして10円なのは差がありすぎでは?」

と旦那が食い下がるので(あくまで三男贔屓)、

「家事労働の単価は労働内容ではなくママがどれだけ助かるかどうかであって、ゴミ捨ては切実だしやらなきゃ困る家事だけど、窓拭きとか床拭きはやらなくても日常生活さほど困らないから(もうちょっと困りたまえキミ…←イマジナリームスカ大佐)単価は安くても仕方ない。そもそもゴミ捨てを三男がやっても構わないのだし」


と伝えるとナルホドと黙った。(しかし三男は人見知りなのでひとりでゴミステーションとか行けないのでゴミ捨て業務は当面次男が独占するだろう…労働価値によって賃金格差があるのって社会の縮図だなぁ…家庭内労働で社会を学べるのはなかなか良いのではないだろうか。)


そんなこんなで今日は朝から三男がルンバのように家中を掃いたり拭いたり。イイなこれ。こうしてどんどん家事を息子たちに外注していけば、私はいずれ家事労働から解放されるのでは…?


あと生きてるルンバがかわいい。ルンバ欲しいな、って思ってたけど障害物の多い我が家では役に立たんなと思って諦めていたのだけど、まさか生きてるルンバがやってくるとは…ルンバ(生きてる)のいる生活いいな。


「ゴミはないかー」とちっちゃいホウキとチリトリもって三男(活ルンバ)が家中ウロウロしてる風景がかわいい。なーんて、掃除も小遣いもどうせすぐ飽きるだろうけど。(所詮自分の血を分けたわが子に期待はしない派)


しかし初日だけあって三男のモチベーションは高く、釣られた次男もなんだかんだやりたがり、2人とも「もっとやりたい」と言うので他にも色々有償化してやってもらうことに。


三男が途中「次男くんがちょっとで100円もらうのに僕は10円なの?」と素朴に聞いてきたから、家の中でも優先度の高い労働を加えて労働単価を少し底上げしてあげることに。「ヤッターー!」と喜んでいたが、けっこう重労働よ?

(その間に次男はゴミをステーションに持っていき荒稼ぎをしてた。)


テーブル拭き 100円
※満載の物を退かす事を含む
テーブルの下拭き 100円
ご飯作り(家族分・献立は任せる) 100円
風呂の壁 50円
洗い場 50円
※見守り ー10円


なんだかんだ結構稼いだ三男様。お金を貯めてヒューマンフォールフラットというネットゲームの有料版を買いたいのだとか #頑張れ


本日の収支
三男
・窓拭き片側3枚分  30円
・床拭きフロアマット11枚分  110円
・テーブル拭き  100円
・テーブル下拭き  100円
・風呂掃除(湯舟)  50−10円
・風呂壁面  50−10円
・風呂洗い場  50−10円
※見守り分差し引き
合計  460円

次男
ゴミ捨て4袋  450円
※うち1つオムツゴミ
おつかい1回  100円
合計  550円


うん、見事に拮抗している。これ毎日やったら三男の方が稼ぐのでは…?
#やはりうさぎとカメはカメが勝つ


さてさて、子ども達は小銭を稼ぎ、家はキレイになった。実によい休日でした。小学校は休校中で週末もあまり出歩くなとお達しが出てるので暇なステイホーム…なんだか有意義に過ごせたっピ!(タコピー風🐙)


さていつまで続くかな。(何度も言うけど所詮私の血を分けた息子たちがこういうの長続きするハズがなく、過度な期待はしない)


あと旦那が「ネズミくんが心なしか寂しそうにしてた」って言うので、今度からネズミくんも私が二人羽織的に介助しながら一緒に掃除をしてお小遣いを支給しようかな。


ネズミくんは喋れないけど実はなんでも理解しているのでは?というのは4年間担任を持ち上がってくれた大恩人のT先生の談。


たまにそうかな、って思う時あるのよね。高次脳機能障害みたいに、単に出力できないだけなのかしら。どうなのかしら。とにかく仲間はずれは寂しかろうもん。今回はちょっとバタバタしてたから、次からね、ネズミくん。私も新しいことやるときは色々考えて脳みそ疲れるからね…(すまぬ)


でもホント家事労働を「見える化」するのと「対価をちゃんと支払う」あと「単価を割と高額設定する」って将来の家事労働の担い手へのリスペクトとか、家事の優先度合いを考えさせるのに大事だよね。家事もまたアドラー心理学的に【分かち合い】であり家族の【共同の課題】だものなぁ。ぜひ今後も考え続けていきたい。


(そして子ども達が独立して小遣いを渡さない年齢になればボランティアで手伝ってもらう。その場合は帰省ついでのご飯のご馳走を振る舞い、心からの感謝をお渡しする…というのが理想的な小遣い制度からの卒業。あくまで理想ね)


#写真は三男の財布 (本日の途中経過をチュウチュウタコカイナしているところ)


#今日のお歌 …【マニマニマニ(映画マンマミーヤ!劇中歌)】moneyはホントfunnyだわ。https://youtu.be/IByDClFTOME

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