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私の蓮ノ空が始まった。

私はラブライブ!シリーズの全作品が大好きです。それは「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」も例外ではありません。

就活のタイミングで始動したコンテンツであったため最初から追いかけることはままならなかったものの、9月度のFes×LIVEでその素敵さに魅了され、1st LIVE!にも参加しました。当時のことを想い出すだけで胸が熱くなります。これは疑いようもなく私の魂に刻まれた事実です。


ただ、蓮ノ空にこれまで私が懸けてきた熱量が相対的に大きいとは言えないものであったこともまた事実でした。

私は作品から何かを受け取り、自分の人生に還元していくことを大切にしてラブライブ!シリーズを追いかけています。そのような立場から蓮ノ空を俯瞰したとき、どうしてもそこに横たわっている「実践の難しさ」にぶち当たってしまうのです。

作品から自分の人生に還元できる事象を受け取るにあたって、最も分かりやすい方法って「作品で描き出されたメッセージを自分事として実践する」ことなんですよね。でも、蓮ノ空のストーリーで抽出される哲学、彼女らが成長する(=自分の人生に最も還元しがいのある)節目ってどうしても関係性抜きでは語れないというか、同ユニットの仲間にかけてもらえた言葉が直接壁を乗りこえる原動力になっているような描写が多くて。これを実践するには、同様の言葉をかけてくれる相棒を見つける必要があって、それって物凄く高いハードルだと思うんです。(あくまで自分の受け取り方の問題であり、蓮ノ空を下げる意図はないということをご理解ください)

だから、私はいつからか蓮ノ空に「自分の人生に還元できる要素」を求めず楽しむ方法を模索するようになっていきました。でも、やっぱり自分がラブライブ!を追いかけるうえで一番大切にしているものが欠如した状態ではアクセルが強く踏み込めなくて、どうしても自分の中でのこの作品の優先順位は下がりゆきました。


そんな中、仲間内で「金沢で3月度Fes×LIVEを観よう」という話が浮上しました。当時全く余裕はなかったけど、4月からは社会人としての生活が始まり、金沢に行けるような時間はなくなってしまうかもしれないと思い立ち、蓮ノ空に触れてから初となる金沢旅行を決行したのでした。

───時は過ぎ、3月度Fes×LIVE終了後。大粒の涙を流しながら、呆然とLVが行われた映画館のフロアに立っている私がいました。

涙腺の堤防が完全に決壊した瞬間をいまでも鮮明に憶えています。大沢瑠璃乃さんが、退場前のMCですべての卒業生を祝ってくれたあのとき。

金沢旅行の直前に大学の卒業式を終えた私に、このコトバはダイレクトに刺さりました。ここまで観てきたFes×LIVEのメッセージの全てが、自分にもまた向けられたものであったことを感じられて、4月から始まる新たなライフステージに向かう勇気をもらえたんです。

これまで、私は蓮ノ空のことを信じ切ることができていませんでした。このコンテンツからは「自分の人生に還元できる要素」を受け取ることはできないのだと諦めていました。

でも、あの瞬間に感じた想いは、どうしようもなく”それ”だったんです。これまでずっと欲しいと願っていた「人生を頑張る勇気」だったんです。

蓮ノ空ってこういうカタチで私たちにメッセージを届けてくれる作品なんだなってようやく気付くことができました。コンテンツ本格始動から1年、遅れに遅れたけど、ようやくスタートラインに立てたなって、私の蓮ノ空が始まったなって思えた瞬間でした。


あのとき友人と交わした約束。これから一緒に、全力で、後悔のないように蓮ノ空を追いかけていこう。そして来年の3月、またこの場所で、蓮ノ空をに誇れる自分たちで、梢先輩たちを送り出そう。

この約束を胸に刻んで。ここからまた全力で蓮ノ空を応援してまいりたいと思います。






追伸。

2nd Live! 兵庫公演Day1への切符を勝ち取ることができました。

連番者は一緒に約束した友人。あの時の想い出を胸に、全力で感謝を届けにゆきます。待っててね、蓮ノ空。

日付が変わり、ついに本日千葉の地より開幕する2nd Live。みんなで全力で盛り上げてまいりましょう!!!




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