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一度は行きたい3・カオハム・シャトル

(写真は公式ホームページより)

バンクーバーから北へ250km,車で3時間。ウィスラーを通り過ぎさらに進むとある田舎町、リルエット。2002年にバンクーバーとプリンスジョージを結んでいたカリブー・プロスペクター号が廃止されてから、並行道路がないこのエリアのみに残された旅客列車です。なお不定期運行のツアー列車ロッキーマウンテニアはカオハム・シャトル運行区間内の駅はすべて通過します。

現在は北米でよく見られるボンネット式のスクールバスを改造したDMVによる運行です。2002年から2021年までは車両は保線用モーターカーを改造したマッチ箱のような気動車2両1編成が用意されていました。

月曜日から土曜日の間にリルエットとシートンポーテージの間を1日2往復し昼にリルエットに戻ってからは午後の便の発車までの間道路に入ってバスとなりリルエット市内を回ります。このときはフリー乗降となります。

運賃は片道5ドルまたは来訪者用往復25ドル。 電話による事前予約が強く推奨されています。乗車は地元住民優先です。

なおリルエットへのアクセスはカムループスからのBCトランジットによるコミュニティバスとなっています。火曜日に朝リルエットを出てカムループスに向かい午後に戻る週1往復のダイヤなので外部の人が公共交通のみのアクセスでこの列車に乗ることは非常に困難です。運賃は片道5ドル均一。乗車には2日前までの電話予約が必要で通院する地元住民優先です。

このほか個人営業のオウル・バスが2024年2月までカムループス~リルエット~ウィスラーを結んでいました。運行は週2便で月曜日朝にリルエットを出て先にウイスラーに向かってから折返してリルエットを通過してカムループスに向かい夕方リルエットに戻り、金曜日は朝にリルエットを出てカムループスに向かってからリルエットを通過してウイスラーに向かいリルエットに戻る運用でした。運賃は距離制でリルエット~ウイスラーが片道40ドル、リルエット~カムループスが45ドル、全線乗り通しが80ドル。



公式ページ https://www.facebook.com/Kaoham2022


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