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【デュエプレ】ボアロペガサスシャングリラの全て【ADマスター】

どうも、オウドゥンヌです。先日、カジュアルマッチで遊んでて中々楽しいデッキが出来たので、記事にまとめてnoteに投稿しました。それがコチラ。

ボアロアックスから《聖獣王ペガサス》を出すデッキ《「無情」の極 シャングリラ》を入れると良い感じに強くて楽しい!って感じの記事です。


思ってたよりも良い反応をもらえたのでカジュアルデッカーとして満足していると、とある1つの通知が…

バケモンか??????

カジュアルマッチで楽しく遊べる程度のデッキだと思っていたのに、まさかマスター到達まで行けるガチデッキだとは…

これは考案者の自分もペガサスでマスター到達しなければならない。氏に触発されて謎の使命感を持ち、1/16の新シーズン開始と同時にランクマに潜り続け…

1/17、Q.E.D.+カップでADマスターランクに到達することが出来ました!

そこで今回は、このデッキの回し方や、ランクマを回す中で採用・不採用となったカード、各対面のプレイングを解説していこうと思います。

色々書き足していくうちにかなりの長文になってしまいましたが、お付き合い頂けると幸いです。

【2024/1/26 13:00 ジョンタッチャブルのバグが修正されたので、ジョンタッチャブルについて書き足しました!】


デッキ概要

前半は前回の記事と言ってることは一緒なので、「そんなの分かってるよ!」という方はデッキのメインプランの所まで読み飛ばしてください。


デッキのメインギミック

レジェプレ2024に新たに収録された《邪帝斧ボアロアックス》は、バトルゾーンに出た時または装備したクリーチャーが攻撃した時にコスト5以下の自然のクリーチャーをマナゾーンから出すことが出来ます。

環境では進化クリーチャーの《諸肌の桜吹雪》や《大神秘イダ》を踏み倒す【緑単サソリス】が活躍していますが、このデッキで踏み倒すのは、

攻撃する時またはバトルゾーンを離れた時
デッキからランダムなクリーチャーを出す

《聖獣王ペガサス》です。
強力な効果を持つかわりに2体もの進化元を要求してくるクリーチャーでしたが、バトルゾーンにガーディアンが1体でもいれば、ボアロアックスを出す《龍覇サソリス》とそのガーディアンを進化元にして超お気軽に召喚出来るようになりました。

更に、攻撃時にペガサスとボアロアックス両方の効果で更なる踏み倒しが出来るので、上手く行けば最速4tで盤面をギチギチに埋めることが出来ます。

加えて、そのクリーチャーの展開能力の高さから《邪帝遺跡ボアロパゴス》《我臥牙ヴェロキボアロス》への龍解を狙いやすく、ヴェロキボアロスまで龍解させれば、マナゾーンに置いたペガサスから踏み倒すための大型クリーチャーを能力でタダで出す事が出来るのも噛み合っている点と言えるでしょう。

ボアロパゴス。
クリーチャーを召喚した時、マナから自然の
5コスト以下のクリーチャーを出せる。
ヴェロキボアロス。
クリーチャーを召喚した時または攻撃する時、
マナから好きなクリーチャーを出せる。


シャングリラの採用

タップしてれば相手は攻撃できない

シャングリラの採用理由はこちらの記事に詳しく書いているので、よろしければご覧ください。

コシガヘヴィな方に軽く概要だけ説明すると、シャングリラを採用することで「ヴェロキボアロスへ龍解してシャングリラを出す」という新たなプランが取れるようになった点と、「ガーディアン」という進化元をペガサスと共有しているので盤面が埋まっていても出すことが出来る点が非常に優秀です。

特に前者は「殴らずにボアロアックスからクリーチャーを展開するだけで勝てる」という新プランが出来たことで、「ペガサスで中途半端に殴った結果、相手にリソースを与えて負けてしまう」というペガサスデッキの良くある負けパターンが無くなったのがとても大きいです。


デッキのメインプラン

デッキリストはコチラ。

ペガサス×ボアロアックスによる圧倒的なクリーチャー展開力と、シャングリラの詰め性能の高さがこのデッキの強みです。

この強みを相手に押し付けることを意識しつつ、手札や対面によって3つのプランを切り替えて戦います。
なお、「《龍覇サソリス》で《邪帝斧ボアロアックス》を装備し《ボアロアックス》の効果で5マナ以下の自然のクリーチャーを出す」ことを、長いので「サソリスボアロ」と略します。


①最速ペガサスプラン
2コストのマナブースト呪文→4マナでウォルポニカ→6マナでサソリスボアロからペガサスを出します。このデッキ最大の上振れムーブであり、こうなれば4t目からクリーチャーを好きに踏み倒したい放題です。
しかし、ペガサスが多色である都合上、マナに埋められるタイミングが1t目かマナブーストの過程で偶然埋まるぐらいしかないので、狙えることは少ないです。

②ボアロパゴス龍解プラン
このデッキで一番使うメインプラン。《次元流の豪力》がこのプランのキーカードです。
盤面に4コスト以上のクリーチャーがいる状態で、サソリスボアロからミランダを出し、コスト5以上のサイキックを出せば、盤面の総コスト数が20以上になってボアロアックスがボアロパゴスに龍解します。
こうなれば、ガーディアンを召喚するだけでマナからペガサスを踏み倒せるようになり、大分強いです。
さらにここからペガサスを出さずに盤面を埋め尽くせば、ヴェロキボアロスまで龍解させてシャングリラを出すプランに派生します。【モルト王】などの下手に相手にリソースを与えたくないデッキと対面している時はこのプランを取ることが多いです。

③カウンタープラン
《龍覇サソリス》や《聖獣王ペガサス》が引けない時に取るプランです。
この2枚が引けない時は概ねブースト札や4~5コストのクリーチャーが引けていることが多いので、マナを伸ばしつつ適度にクリーチャーを盤面に展開し、トップでサソリスやペガサスが引けた時に備えます。
最低限、相手が攻撃してきて《DNA・スパーク》が発動したときに盾から回収したサソリスやペガサスでカウンター出来る盤面に整えておきましょう。


採用カード解説

割と1枚1枚考えて採用してるので、文量がかなり長くなってしまいましたがお付き合いください…。


初動枠

《フェアリー・ライフ》《ピクシー・ライフ》《鼓動する石版》の計9枚採用です。《霞み妖精ジャスミン》はペガサスから出てくると悲しくなるので不採用。

現環境は【モルト王】や【青単ツヴァイ】などの5t目にビッグアクションを行うデッキが多く、このデッキではそれより前に「ペガサス着地」「ボアロパゴス龍解」のどちらかを間に合わせたいので、2コストのマナ加速呪文を多めに採用しています。
しかし、枚数を増やしすぎると今度は自分の盤面に《ボアロパゴス》が立っている時にトップで引いて腐るカードになってしまうので、採用枚数は自分が丁度だと思った9枚に留めてあります。


《ピクシー・ライフ》と《鼓動する石版》について、マスター到達時には筆者はマナが溜まった際のシャングリラの手出しを考慮して《ピクシー・ライフ》を優先して採用していましたが、現在は《鼓動する石板》の方を優先して4枚採用しています。

シャングリラを回収できる
味方のパワーを上げられる

《鼓動する石版》の最大の長所は、ペガサスのパワーを+2000することでADに多い【青単ツヴァイ】の《クリスタル・ツヴァイランサー》や【光単サザン】の《天命王エバーラスト》のパワーを超えられることです。特に【光単サザン】は相性が絶望的なので、少しでも勝ち筋が増えるのはありがたいです。
他にも、小型クリーチャーのパワーをパンプして《スーパー炎獄スクラッパー》をケアしたり、タップキルの際に重宝したりと、《鼓動する石板》の方が活躍する場面が何かと多いように感じました。


《トレジャー・マップ》

山札の上から5枚を見て、
自然のクリーチャー1枚を回収します。

デッキの安定性に大きく貢献しているカードです。コンボパーツがまぁまぁ多いので、たったの1コストで状況に応じて好きなカードをサーチ出来るこのカードはかなり助かりました。

しかし、このデッキの初動である2コストのマナ加速呪文はこのカードでサーチする事が出来ず、初動がない状態で引いてもあまり嬉しくないカードなので2投に抑えています。人によってはもっと増やすカードかも?


《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》

ペガサスの進化元になる1コストのガーディアンです。

ラウラギガ+サソリスボアロで即ペガサスに進化出来たり、盤面に自然のクリーチャーがいれば6コストを支払ってラウラギガ→ペガサスへと進化出来たりと何かと器用なカードです。
ブロッカーなので速攻対策になるのも評価点。メイ様も止められます

しかし、ペガサスから出た時のバリューがあまりにも低く、手札に何枚もあって嬉しいカードでもなく、ボアロアックスの龍解にもほぼ貢献しないので2枚に減らしました。


《託宣の守護者カニンビー》

山札の上から3枚を見て、
ガーディアンか呪文1枚を回収します。

ラウラギガの代わりに投入したガーディアン。

ラウラギガと比べると、3コストと少し重い代わりに

  • 手札が減らず、最低限の初動にもなる

  • ボアロパゴスの龍解に貢献できる

  • スパークやウォルポニカを回収できる

という点が優秀だと感じました。このデッキはガーディアンの枚数が9枚と地味に少ないので、このカードでガーディアンを手札に抱えやすくなるのも良かったです。


《勇猛護聖ウォルポニカ》

「自然文明のクリーチャー」「ガーディアン」というペガサスの進化元をどちらもこなせる超優秀なマナ加速獣。ペガサスデッキは概ねこのクリーチャーのお陰で成り立ってます。

ブロッカーが付いているので、流行りの【モルト王】のワンショットキルを防ぎやすいのも優秀なポイント。


《無頼妖精ワイルド・リリィ》

進化クリーチャーをサーチしてマナに置けます。

ボアロアックスから出すためのペガサスやシャングリラをサーチしてマナゾーンに置くことが出来ます。このカードのおかげで、シャングリラはピン刺しでも輝くことが出来ます。ペガサスの採用枚数を3枚に減らせるのもこのカードがあってこそ。

既にペガサスがマナゾーンにある時はシャングリラをマナに置けば、余った1マナで《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》を出すことで、次ターンにサソリスからボアロペガサスを決めることが出来ます。

ペガサスとシャングリラが1枚ずつマナに置ければ十分なので3投です。


《次元流の豪力》

《ジオ・バリバリ・ミランダ》と読みます。
コスト6以下の光・火・自然の
サイキック・クリーチャーを出せます。

超重要カード。
ペガサスが最速で着地できない時に狙うボアロパゴス龍解プランのキーカードです。

盤面に4コストのクリーチャーがいれば、サソリスボアロからミランダを出し、コスト5以上のサイキックを出せば、盤面の総コスト数が20以上になってボアロアックスがボアロパゴスに龍解します。こうなれば、《蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ》を出すだけでマナからペガサスを踏み倒せるようになります。

出せるサイキック獣も優秀で、【青単ツヴァイ】【白緑ブリザード】メタの《ジョン・ジョジョン》、【モルト王】や【速攻】相手に時間を稼げる《ユリア・マティーナ》、2打点を出しつつマナブーストも出来る《「四つ牙」》あたりが特に使用頻度が高いです。


《時空の双英ジョン・タッチャブル》/《変貌の覚醒者ジョジョン・パワード》

強すぎるので個別で解説

このデッキの影の主役。

選ばれないので、ペガサスの攻撃で踏んだトリガーで除去されないのが偉いです。除去が厚いコントロールデッキやリュウセイホール基盤のデッキとの対面では、ミランダからは基本的にコイツを出すことになります。

「自分の他のクリーチャーが3体以上バトルゾーンに出た」というかなり難しい覚醒条件も、クリーチャーの展開能力に長けたこのデッキなら容易に達成可能です。

覚醒後

そして、覚醒すると「選ばれない」「ブロックされない」「二回攻撃」の3つを兼ね備えたバケモンに。こうなったコイツを除去出来るのは《勝利のガイアール・カイザー》ぐらいです。除去に長けたコントロールやリュウセイホール基盤のデッキとの対面では、ジョンタッチャブルをいかに覚醒させられるかが勝利へのカギとなります。なのに1ヵ月バグで使えませんでした。まつーらを許すな。

覚醒後はコストが8と高いので、ボアロアックスやボアロパゴスが超簡単に龍解するのも強みの1つです。


《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》

出た時に「スピードアタッカー」と「スレイヤー」と
「破壊時にマナ送り」を味方全体に付与します

このデッキを環境デッキと戦えるようにした神カード。当初は入っていませんでしたが、他の方が使っているのを参考にして入れてみたら馬鹿みたいに強かったです。

このデッキと特に噛み合っていると思ったのは、

  1. 除去が出来る

  2. クリーチャーがいない状態からボアロパゴスへ龍解出来る

  3. スピードアタッカー付与

の3点。

1について、このデッキは元々盤面に触れるカードが入っていなかったので、キリューで味方全体にスレイヤーを付与して相手クリーチャーを除去出来るようになるのがとてもありがたかったです。自分の破壊されたクリーチャーはマナに行くので、ミランダやワイルドリリィのcipを何度も使い回せるのも優秀でした。

2について、サソリスボアロからキリューを出してサソリスをSAにし、サソリス攻撃時にミランダを出せば、盤面ゼロの状態からボアロアックスがボアロパゴスに龍解します。このデッキはボアロパゴスを立てることが重要なので、龍解プランが増えるだけでもありがたみを感じることは多かったです。

3について、このデッキはすぐに攻撃できる手段がペガサスかシャングリラぐらいしかなかったので、即席打点を形成できるのは当然ながら強力でした。

正直入れた当初は相性が良いのか半信半疑でしたが、今ではサブプランとして必須級のカードになっています。多色カードの枚数を増やしたくないのと、メインのペガサスプランにはあまり影響しないカードなので2投です。


《DNA・スパーク》

太古から最強のカウンタートリガー。トリガー枠としては《霊騎コルテオ》との選択になりますが、筆者は《DNA・スパーク》の方が優秀だと思います。

特に優秀なのが、コストの軽さ。
このデッキは、6マナのサソリスからボアロアックスを使いマナからクリーチャーを出すデッキです。つまり、サソリスを出した次のターンに使えるのは最大6コストのカードであり、7コストのコルテオはかなり使いづらかったです。

《キリュー・ジルヴェス》を投入したことでタップキル戦術を取れるようになったこのデッキにおいて、手打ち出来るか出来ないかの違いは非常に大きく感じました。
ちなみに、もしデュエプレに5コストのスパークである《スーパー・スパーク》が実装されていれば、《DNA・スパーク》よりも優先して採用していると思います。

他にも、盤面が埋まっていても有効トリガーになる点や、《カニンビー》で回収できる点もコルテオより優秀だと思いました。


《聖獣王ペガサス》

攻撃する時か離れた時に、デッキから
ランダムなクリーチャー1体を出せます

このデッキのメインとなるカード。ペガサス×ボアロアックスでクリーチャーを相手が処理できなくなるぐらい展開するのがこのデッキの勝ち筋の1つです。
攻撃時にクリーチャーを出せるカードとしては《神聖麒シューゲイザー》が比較対象として挙げられますが、あちらとの違いは除去耐性の高さ。

ペガサスは攻撃時だけでなくバトルゾーンを離れた時もクリーチャーを出せるので、コントロール視点から見ればかなり厄介なカードです。ペガサスをトリガーで除去したら、サソリスが出てきてボアロアックスから再びペガサスが飛び出してきたなんてことも。
環境に多い除去トリガーの《ドンドン吸い込むナウ》なんかは、ボアロアックスのおかげで出しやすくなったペガサスにとってはむしろ格好のカモです。
そのくせ、2回の攻撃で盾が無くなるTブレイカーなので放置しようにもできません。

このようにとても強そうに見えるペガサスですが、弱点はメタカード。《ウソと盗みのエンターテイナー》《早撃ち人形マグナム》《キクチ師範代》の全てがブッ刺さります。出されたら諦めて左上の赤いボタンを押しましょう。低コストなので《オリオティス》が効かないのは幸いといった所でしょうか…。


《龍覇サソリス》&《邪帝斧ボアロアックス》

出た時または装備しているクリーチャーが攻撃する時
コスト5以下の自然のクリーチャーを出せます

ペガサスを環境デッキと戦えるようにした張本人。これほどお手軽にペガサスが出せれば流石に強いというものです。

ちなみに、既に気づいている方もいるかもしれませんが、このデッキの殆どのプランにサソリスとボアロアックスが絡んでいるので、サソリスが引けない試合はかなり厳しい戦いを強いられることになります。
最悪の場合はペガサスで気合で踏み倒しましょう。


《「無情」の極 シャングリラ》

メテオバーンで相手クリーチャーを山札に送り、
タップしていれば相手は攻撃できません

《我臥牙ヴェロキボアロス》から踏み倒せるこのデッキの切り札。
「ガーディアン」という進化元をペガサスと共有しているので、盤面が埋まっていても出せるのが最大の魅力です。

詳しくは以前のnoteを見ていただけると良いのですが、このカードを採用したことで、攻撃一辺倒だったペガサスが溜めプランを取れるようになります。

普通のデッキではほぼ使われる事の無いシャングリラですが、タダで出せるともなれば流石に強く、【モルト王】【ライゾウ】【速攻】あたりはこのカードを1ターンで除去しつつ攻めることは出来ません。青単のヴィルヴィスヴィードは許すな

また、トリガーでシャングリラを除去しようにも、シャングリラ以外にも除去しなければいけないクリーチャーがこのデッキでは大量に並んでいることが多いので、除去を受けづらいのも噛み合っている点の1つです。


採用候補・不採用カード解説

《メビウス・チャージャー》

9枚目以降の初動枠。今回はかなり速度が速い環境だったので《鼓動する石板》に枠を譲りましたが、遅い環境ならばぜひとも採用したいです。

普通に使っても1マナブーストなのはもちろん、事前に《ラウラギガ》を出しておくと2マナブーストになって最速(4ターン)でサソリスを出す事が出来ます。
中盤は既に場にいるクリーチャーに使ってボアロアックスでcipを使い回したり、終盤はヴェロキボアロスのために盤面を空けることが出来たりと、いつ引いても腐らないかなりのパワーカードです。

チャージャー呪文なので、《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》のマナ回収で何度も使い回せることは覚えておくとたまに得します。


《霊騎コルテオ》

トリガー枠。コストの重さから《DNA・スパーク》に枠を譲りましたが、このカードにも

  • コストが高く、ボアロパゴスの龍解に貢献できる

  • ボアロパゴス下でトリガーした時は、相手ターン中にマナから5コスト以下の自然のクリーチャーを出せるので、自ターン開始時のヴェロキボアロスへの龍解を狙いやすい

  • クリーチャートリガーなので呪文ロックの影響を受けず、速攻にも強い

  • ヴェロキボアロスからスパーク感覚で踏み倒せる

と見過ごせない利点がかなりあるので、こちらを採用しても全然良いと思います。

個人的には、ペガサスから出た時にタップ以外何も出来ないのが微妙なのであまり好きではありませんでした…。スパークよりも採用するメリットとデメリットの両方が大きい尖ったカードだと思ってます。

余談ですが、恐らく25弾あたりで《閃光の守護者ホーリー》という9コストのガーディアン版コルテオ(ブロッカー付き)が実装されれば、そのカードと入れ替わるカードだと思います。実装がとても楽しみ。


《初恋妖精サエポヨ》

サソリスをサーチ出来ます

《龍覇サソリス》の5枚目以降です。
《龍覇イメン=ブーゴ》と比較すると、

  1. 最速イメン着地とサエポヨ→サソリスは速度が変わらない(5t)

  2. イメンはマナブースト出来てない時腐りがち

  3. サエポヨの方がボアロパゴス龍解プランに貢献できる

という理由により《初恋妖精サエポヨ》が5枚目以降としては優先されると思います。

しかし、「事故った時に確実に5t目にサソリスを出す保険のカード」という受け身なものを入れるよりは、《キリュー・ジルヴェス》のようなデッキ全体のパワーを底上げしてくれるカードを採用した方が環境デッキに抗えると思ったので、今回は不採用になりました。
汎用性が高い《トレジャー・マップ》とも枠を食い合うカードだと思います。


《獅子頂龍ライオネル》

長いので効果は自分で読んでください()

ペガサスから踏み倒す用の大型クリーチャーとしての枠です。

最大の魅力は除去耐性であり、ペガサスがどんなトリガーを踏んでもバトルゾーンに留まることが出来るのは他のロック系の大型クリーチャーには無い長所です。吸魂バキュームなんて知らない
さらに、光のクリーチャーがトリガーになる上にシールドが無くなればブロッカーにもなるので、出せればほぼ確実にターンが帰って来るのも魅力です。

当初はペガサスから出せればイージーウィン出来る上振れ要員として1~2枚採用していましたが、殆どの試合で出てこない上振れ用のカードを入れるよりは、デッキの安定感を底上げするカードを入れた方がいいと思ったので今回は不採用になりました。

カジュアル用なら自分は入れてます。出ると脳汁がブッシャーってなる最高のカードです。


カジュアルマッチで遊ぶ用のやつ。
ライオネルが捲れた時の快感がすごい


各対面の解説

1/15のBEANSさんのAD環境グラフに乗っているデッキの対面の相性や自分が意識したことを軽く書いていきます。

有利対面

・【速攻】と中速ビートダウン
ブロッカーが多く、スパークからのペガサスによる高パワーでのカウンターも狙いやすいのでビートには基本有利を取れます。【青単ツヴァイ】や【白緑ブリザード】などの進化速攻をテーマにしたデッキには、ミランダから出せる《ジョン・ジョジョン》が有効に働きます。
また、シャングリラを出してしまえば勝ちになるのも有利である要因です。

・【モルト王】
微有利(だと思いたい)。この対面はシャングリラプランを取ります。相手が「ガイムソウ→モルト王」というビッグアクションを起こすのが早くて5t目なので、それまでにボアロパゴスを立てておきましょう。モルト王のワンショットは小型ブロッカーや《ユリア・マティーナ》を出しておけば死ぬことはないので、攻撃を耐えてから返しのターンにペガサスやシャングリラでカウンターを仕掛けます。

・【5c】
微有利。多色が多いので相手の動き出しが遅く、ハンデスも入ってないことが多い(主観)ので、ペガサスやボアロパゴスの物量で除去を間に合わさせずに押し切って勝つパターンが多いです。


五分対面

・【シータ刃鬼】
各種クリーチャーの展開に《吸い込むナウ》や《リュウセイ・ホール》を合わせられるとしんどいのは確かですが、相手としてはこちらのクリーチャーを全て除去していくわけにもいかず、なんらかのクリーチャーが残ったタイミングでペガサス着地やボアロパゴス龍解を狙えば勝てる印象です。ハンデスが無いのも大きいですね。

実は先攻を取られて最速で《勝利のリュウセイ・カイザー》を出されるとかなりキツイのですが、大体は《アクア・アタック〈BAGOOON・パンツァー〉》を出してくるのでどうにかなってました。
《永遠のリュウセイ・カイザー》を早期に立てられたり、《不敗のダイハード・リュウセイ》で粘られたりすると厳しいです。

・【ライゾウ】
流石に4t~5t目にライゾウを出されればどうしようもないですが、そうでなければシャングリラプランを通して勝つことが多いです。《ロマネスク》→《ヴィオラソナタ》というサブプランが無くなったのがかなり大きいですね。
ちなみに、カジュアルマッチはロマネスクが4枚使えるせいで無法地帯と化しています。ドラゴンデッキかリュウセイホール基盤のデッキしか遭遇しません。ここが龍幻郷ですか

・【墓地ソース】
先述した通りビートには基本有利ですが、墓地ソだけは5000GTを出されると何も出来なくなるのでしんどいです。この試合はシャングリラプランは完全に捨て、ペガサスで攻めることを考えましょう。


不利対面

リソースが細く、盤面にクリーチャーが残っているのが重要なデッキなので、盤面除去とハンデスを同時に行ってくるデッキには苦戦を強いられます。

・【MRC】
ハンデスと盤面除去を同時に行う代表例のデッキです。幸い今回は一度も遭遇しませんでしたが、マッチしたら勝てる気がしません。

・【4cヴィルヘルムコントロール】
ハンデスと盤面除去を同時に行う代表例のデッキその2。こちらの場合、ハンデスと除去は4t目に飛んでくる《リュウセイ・ホール》か《ガチンコ・ジョーカー》なので、先攻を取って4t目にペガサスを出すかボアロパゴスに龍解させれば、相手の除去が追い付かず何とか対処できますが、それ以外はしんどいです。

・【白単サザン・ルネッサンス】
《天命王エバーラスト》がペガサスからもシャングリラからもしんどいです。エバーラストはペガサスよりパワーが高く、シャングリラの除去とロックも無効化する天敵です。勝ち筋は、相手が盾に攻撃してきた所を《DNA・スパーク》でカウンターして《キリュー・ジルヴェス》で破壊するぐらいでしょうか?

・【アガサ天門】【カチュアドミティウス】【龍覇グレンモルト】
妨害が殆ど無く、4t目に勝ちきれないデッキなので、逆に4t目に特大の上振れムーブをカマしてくるデッキには弱いです。

・【赤単ヒューマノイド】【ドロマー超次元】
《マグナム》と《キクチ師範代》を出さないで下さい…。死んでしまいます…。


おわりに

シャングリラとペガサスという超マイナカードで結果を残した興奮が冷めやらぬままに、自分の書きたいことを書き連ねただけのクソ長い駄文でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでもボアロペガサスシャングリラに興味を持ち、「回してみたい!」と思った方の参考になれば幸いです。

オウドゥンヌ


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